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はすなうぐいす  作者: 晴雨
夏【一】
18/62

小さな水族館

これは、水族館に行ったときの話。


こととが行きたいとせがむので、少し遠出してやってきた。

敷地としては小さな水族館だったものの、その分ゆっくり時間を過ごすことができて、心地よい午後を過ごすことができた。


大きなサメに驚いたり、ゆらゆら揺れるクラゲに癒されたり、近海の生態の展示を見たり。

彼女はコラム等をよく読んで、勉強するのが好きそうだった。


デート用、ファミリー用、勉強用と、水族館にもいくらか方向性があるんだな、と思ったり、死滅回遊魚という存在を知って悲しくなったりした。


「あっ!!あざらし(*''▽'')!!」


彼女が黄色い声をあげると、指先に、円らな瞳のアザラシが、こっちを見ていた。

近づけば、丸い体で背泳ぎをしたり、窓に顔をくっつけたりと大サービス。

好奇心旺盛で人懐っこい雰囲気に、こととはすぐにファンになった。


アクアリウムのおともだち


大満足したこととは、また来るんだ!あざらしを買うんだ!と、

目を輝かせ、お土産コーナーに熱い視線を送っていた。



ひとこと事項

今年は油壺マリンパークがなくなってしまうので、悲しいです。


以前、そこで知ったのですが、死滅回遊魚とは、南の海から潮の流れに乗ってやってきたものの、水温の低下と共に死んでしまう魚たちのことだそうです。それを知ったとき、勉強になるのと共に、切ない気分になったのを覚えています。


あざらし(季語:春)

あざらしは季語だと知ってびっくりしましたが、水族館のあざらしというより、野生のあざらしのことなのでしょうね。北海道のあざらしは、流氷とと共にやってきて、流氷と共に帰っていくそうです。春の季語だそうなので、今回は使用は断念…また次の春に!


全国の水族館や動物園が、少しでも長続きして下さると嬉しいです。


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