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はすなうぐいす  作者: 晴雨
夏【一】
13/62

立夏

これは、空を見上げていた時の話。


五月晴れの水色の空に、大きな白い入道雲が湧きあがった。

冬や春にも時折この雲は空の果てに見られたものの、やっとしっくりくる季節がやってきた。

こころなしか、それを見上げる僕らの心臓も、少し高鳴る思いがする。


まだ蝉の季節には早いものの、木々の緑はしっかり濃くなって、青々と葉を伸ばしている。


「夏が来たねっ!」


空を仰いだこととが、箋を取り出し、背中を張って書き付ける。


白雲がたち 夏がたち


それからこちらを向いて、ソフトクリームが食べたいと笑う。


今年はどんな夏になるだろうか。

湧きたつ雲に、未来の形を思い描いた。



ひとこと事項


・入道雲

春や冬にもできることがあるそうですが、やっぱり夏の入道雲が一番しっくりくる気がします。

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