序章
初めて投稿させていただきました。
完結後、読みづらい部分を見つけ次第、推敲するかもしれませんが、暇つぶしにでも読んでいただければ、幸いです。
地球。
銀河系に浮かぶこの青い惑星は、幾度となく壊されて何度も創り直されている。
大いなる神、グレートソウル、宇宙の自由意志など様々な名前で呼ばれているものの力によって…。
その一部始終を、気が遠くなるほど長い時間、見守っている者がいる。
見守り役と呼ばれているそれは、滅びの天使・破壊神・最後の審判など宗教、時代、その時々の地球によって色々な呼び名や姿で視とめられている。
なぜなら、その者は大いなる神から、人類の霊的成長が間違った方向へと進み、修復不可能と判断すると『地球を無に返す』…つまり『壊す役目』を与えられているからである。
しかし、人類の成長は非常に遅く、度々誤った方向に発展し続けては、やり直しを繰り返しており、見守り役は長い間、一人で地球を監視し続けていた為、退屈していた。
そんなことを大いなる神が考慮した結果なのかもしれない。
今回の地球は、今までと少し違った。
人間界において『現人神』と呼ばれる存在が普通に人間社会に溶け込んで、自分たちの社会を形成している世界なのだ。
現世に神や仏、天部に天使に妖怪、妖精、悪魔etc.
と、あらゆる人外が当たり前のように体現することができる世界。
一族によっては、神の血を引いた子孫の魂に先祖である神が乗って現人神とする者。
純粋に現世体現用担当でお寺や神社である本尊や神とは別に分霊をして、神霊の一部などが人間に化
けて生活し現世利益をもたらしたり、人類の成長を助ける者。
天国から一時的に天使が派遣され、人間として生まれる者。
または、人間界で生活する現人神と婚姻を結び、天国や冥界、精霊界等ほかの界から何らかの手続きをパスしてやってきた者など。
それぞれの方法で人間界に生活する類をひとくくりで『現人神』と呼ぶ。
(人間に害をなさない神様以外の人外を含む)
過去、見守り役は神や天使が一時的に霊体で仕事として地上にくるのを見ていたが、実際に彼らが地上で生活する事など無かったので、完全地上勤務の見守り役と人類の進化をサポートする役目を持った者達との接点はなかった。
だが今回は、地上にも彼らの一部が派遣されるわけだから、何らかの接点を持つ事ができるだろう。
さて、これでしばらく見守り役の退屈がしのげ、今回の地球は壊さずにいられれば良いのだが…。
この物語は、新たな地球の現人神さんたちのお話のひとつ。
今回の主人公になるのは、人間界で暮らす下級現人神の父と、冥界を治める王に連なる貴族(神)の令嬢である母との間に生まれた女の子…。
☆ ☆ ☆ 本編入ります!