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冒険の記録
今年で15の歳になります。
自分の足音が闇に吸い込まれていくみたいに、その闇の中に入ろうする。
此れより先、大人以外立ち入り禁止。
と言われた。
まだまだ私は子供らしい。
夜になると少し肌寒い。そんな中、短いズボンを履いて自動販売機にジュースを買いに行こうと意気揚々としていたら、
親に駄目だと言われてしまった。
それじゃあ、私の夜の冒険は始まらないじゃないか!
なんて思ったりしたが、大人しく言うことをきくことにした。
更に夜も深くなり、立ち入り禁止を私に命じた拠点の主は夜が深くなると共に深い眠りについたみたいだ。
今がチャンスだっ!
そう思って椅子に掛けていたポルシェットを肩にかける。
忍び足で拠点を出ることに成功した。