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休日の一時

「何があったも何も・・・ここで路上販売をしようとしていたらいきなり今の女達に絡まれて・・・抵抗していたら皆様が助けて下さったという訳です」


事情を丁寧に話す男性、その後スター達も頷いて介入を認める。


「しかし、何故こんなところで路上販売を?」

「この都市は元々路上販売が盛んだったからな、俺が来た時はまだあちこちにあった。ルイナ皇子が生まれた時位から商業が急速に発展して今の様な賑わいになったんだ」

「ええ、ですがその代わり路上販売はその規模を縮小せざるを得なくなり、私の様に細々と続けていく者も先程のようなごろつきに襲われるので年々廃業が増加しています」


ふいに疑問を投げかけたモイスに対し返答するスターと男性。


「兎に角、今回は皆さんの介入により被害を出すことなく迅速に対応する事が出来ました。我々はこれより先程の犯人達の身元を割り出します」


治安維持隊はスター達にそう告げるとそのまま徒歩で去っていく。


「では、私達もこれで」


そう告げてその場を立ち去ろうとするコンスタリオ小隊、すると男性は


「本当にありがとうございます。皆様とご縁があれば又お会い出来る日をお待ちしています」


と告げる。


男性を背にし、少し歩を進めた後シレットは


「ご縁があれば・・・か。次は事件じゃなく、お店と御客として出会いたいな」

「なら今度探してみる?路上販売ならエリアはある程度纏まってるだろうし」

「それなら今何か買ってやればよかったんじゃないか?それにあの人も商売人ならさ~」

「それだとお店の商品目当てで介入したみたいに思われるじゃない。それに向こうも押しつけがましいのは嫌だから言わなかったんじゃないの!!」


シレットとコンスタリオの会話に割って入ろうとするモイス、だがその内容にシレットの激しい突込みが入る。


そのやり取りを見ていた男性は何処か意味ありげな笑みを隠しながらも浮かべていた。


「心配しなくても又会えますよ・・・」


そう呟きながら。


その後、コンスタリオ小隊は都市の北側に移動し、そこで多くの住民に手を振られる。


「へへっ、俺達って人気者だな」


老若男女問わず手を振り、激励される事に気を良くするモイス。


「そうね、でもそれはこの人達の命を守っている事と紙一重であるという事は忘れては駄目よ」

「はいはい、分かってますって」


モイスの軽口を諭すコンスタリオだが、彼女の顔にも又微かに笑みが浮かんでいた。


そのやり取り、そして激励する民衆を見てスターは


「そうだ・・・俺は守らなくてはならない。俺の故郷の様にこの都市をしない為にも・・・」


と内心の決意を更に強める。


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