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蠢き始めた影

「それはそうと、何故魔神族は態々自分達の施設にその兵器を持ち込む必要があったんだ・・・奪取した新兵器が魅力的であるにしてもテストは自分達で行えばいい筈だ」

「そうだね・・・寧ろその方が分析も量産もし易いと思うし」


スターのもっともな指摘にルイナも同意せざるを得ない。最も、同意しない理由もないのだが。


「とりあえず、今後暫くは正規軍との連携が一層重要になってくると思う。色んな意味でね・・・」


ルイナの発言にどこか意味深な雰囲気を感じ取ったスターだが、その意味を追求する事は敢えてしなかった。その日から三日が過ぎ、その間の兵士達の行動は訓練と先日の作戦の反省、正規軍とのやり取りに費やされていた。施設の方も気がかりではあったが、そちらの調査は申請した者もいるものの許可を得る審査が難航しているとの返答が続き、スター以外の兵士の中にも疑問を抱く者が現れるのは時間の問題と考えられていた。


作戦から四日後、この日見回り任務を割り当てられていたスターは都市北部分のあまり人気が無い小さな通りの中に居た。


「この辺りは人気が無いな・・・辺り一面の草木か、まるで小さな森林だな」


スターがそう呟いたその時、近くにある草木の一部からガサガサと音が聞こえてくる。


「何だ!?」


スターがそういうと同時にその音がした方向から何かの影が映り、何処かへと移動していく。当然の様にスターはその影を追う。

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