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スターの過去 故郷

「ああ、解放の時を待ち望んでいる人は多い。少しでも多くの人を救う為に解放作戦は急がなくてはな」


強い口調で答えるスター、だがそれを見たモイスは少し驚いた表情を見せる。


「どうした?鳩が豆鉄砲を食らった様な顔をして」


それに気づいたスターが問いかけると


「いや・・・お前がそう言って語気を強めるって結構珍しいと思って・・・」

「そうね、珍しいかも」


モイスは表情を変えないままその理由を話し、シレットも続ける。


「・・・ウェスフォースタウンの事を考えていたんでしょう」


唐突に発言し、会話を中断させるコンスタリオ。だがスターは黙った後直ぐに頷く。


「ウェスフォースって・・・そうか、スターはあのタウンの・・・」

「ああ、俺は十年前に魔神族に襲撃、制圧されたウェスフォースタウンの生まれだ。タウンの様子は現在一切確認出来ず、今どんな状況なのかも分からない。だが・・・」


シレットがハッと気づくとスターは故郷の現状を言いかける、だが


「解放していけば何時かは辿り着ける。そう考えているのでしょう」


とコンスタリオに先に言われ


「え、ええ・・・」


と少し締まりが悪そうに発言する。


そうこうしている内に移動車は城に到着し、車から降りたスターは部屋に戻っていく。それを確認するとシレットは


「あの・・・どうしてスターの会話を遮ったんです?何時もの隊長なら・・・」


とコンスタリオに問いかける。


「もう聞き飽きたからよ」

「・・・はぐらかさないで下さい」


返答したコンスタリオに対し、少し声を下げて発言するシレット、返答に不満なのは容易に想像出来る。


「・・・実をいうとね、スターがこの城に来た経緯に色々と不自然な点があるの。当の本人もまだ気付いてはいないようだけど・・・」

「不自然な点?」

「そう、不自然な点。と言っても又聞きだから私も詳しい事は知らない。ただ、それがスターの耳に入ってしまったら大変な事になる・・・そんな気がしてならないの」


先程のはぐらかした時の笑顔とは打って変わって神妙な顔になり、モイスとシレットに告げるコンスタリオ。


「つまり、必要以上に故郷を思い出させるような会話はしない方がいいって訳っすね」

「ええ、根拠がある訳でもないことにつき合わせるのは申し訳ないけど」

「分かりました。スターは私達の仲間ですから、その位はしますよ」


コンスタリオの本心を聞き、モイスとシレットはそれへの協力を宣言する。



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