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戦争の先の導き

するとその一瞬だけ部屋の空気が変わる。だがそれは明らかにそれを感じ取れる変わり方だった。それが引っ掛かったのか、シレットは


「あれ?ユダヴェ様のお名前は・・・」


と質問を投げかける事にする。


「え、ええ、知っていますよ。ただ、余り普段から聞く事が無いので・・・」


と母親が返答するが、その返答はどこか不自然さがあった。だがシレットは気付いていないのか


「ユダヴェ様の幸福が訪れる時、戦争は終わる。いえ、戦争が終わる時、ユダヴェ様の幸福が私達を導く。その言い伝えは御存じでしょう?」


と更に話を続ける。その話の内容にシレット以外の人も頷き、取り敢えずその場の空気は元に戻る。


「じゃ、お世話になっておきながら何の返礼も出来ず失礼ですが、私はこの町の駐在軍の元に向かいますね。またご縁があったらお会いしましょう」


そう告げるとシレットは起き上がり、外に出ようとする。


「私が案内します」


そういうと女の子の父親もシレットの後を追う。その案内の元、現地の軍の元に辿り着いたシレットは事情を話し、協力を要請する。


「分かりましたが・・・何をすればいいのです?」

「通信回線を貸して頂ければそれで構いません。まずは合流を考えていますので」


と基地の指令に要請し、通信回線を使わせてもらおうとする。そして通信室に入り、一人で通信を繋ごうとしたその時、先にどこかから文章通信が入って来る。


「文章通信・・・?困ったわね。これじゃ先に確認しないと・・・でもこの基地宛だと・・・仕方ない、後で事情は説明するとして・・・」


シレットは頭に手を当てながらそう呟くと仕方なく通信を確認する。だがその内容を見て


「えっ!!」


と思わず声を上げてしまう。その内容とは


「明後日、魔神族がキャベルに進行する計画あり。進路、戦力総数は下記の通りである。至急迎撃準備を整えられたし。


シレット、君がそこにいるのは分かってる。俺の居場所は今は言えないが魔神族の情報を集めているとだけ伝えておく。スター・ボレード」


と言う物だった。その文章を見たシレットは


「スター・・・やっぱり、生きていてくれたのね。そして・・・なら、私のするべき事は!!」


と言うと通信室を飛び出し、再び基地司令の元に向かう。


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