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空弧の狙い

星峰の諭しで一瞬空気が重くなるが、その直後に岬が


「ごくっ・・・熱っつい!!熱いっ」


と口に含んだ紅茶の熱さに苦悶し、その光景を見た星峰が笑いを浮かべた事で再び空気が軽くなる。


「もう・・・何してるのよ岬・・・くれぐれも実践で今の事しないでよ」


諭しつつも笑いを抑えきれない星峰に岬は


「わ、分かってますよ~でもこの紅茶熱くて・・・」


と舌を乾かしながら返答する岬、どうやら熱い物は苦手な様だ。その行動を見ていた星峰にも満面の笑顔を浮かべる。その笑顔は星峰が・・・嘗てスターだった頃も含めて一番の笑顔かもしれない。それが意味するものは。


「で、山岳地帯の方の迎撃も上手く行ったけど、そこから先、私と八咫はそれを察知した後に可能な限り高速で敵部隊を一掃したけどそこにコンスタリオ小隊は居なかった。と言う事はやはり、コンスタリオ小隊は・・・」


星峰が笑顔を戻しつつそう言うと岬は


「ええ、こちら側に来ました。山岳地帯侵入直後に迎撃にあたってくれた皆が連絡をしてくれたお陰で直ぐにその事に気付くことが出来、更に麓の村の人族と魔神族が一芝居を打ってくれたお陰で妙な勘繰りをされずには済みましたが」


と先程とは打って変わって真剣な顔を浮かべる。


「ありがとう、今の時点で人族と魔神族が共闘しているなんて知られたらブントは麓の町ごと踏み潰そうとしかねない。それを避ける為にもあくまで脅迫されている風を装い、人族に奪還のチャンスがあるように思わせておく必要があるんだ」


天之御が真顔で言うその言葉に真っ先に頷いたのは涙名であった。


「何とかして人族側にブントの事を伝えたいのだけど、コンスタリオ小隊まで取り込まれつつある以上、それは容易には出来ないですね・・・」


岬が少し弱気な声で言うが、それを聞いた空弧は


「それについてなのですが、彼女に一役買ってもらう事は出来ませんか?」


と何か考えがある風な発言をする。


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