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女の舌

作者: マイケル

 200字って意外と短いですね。

 原稿用紙で言うと、一枚の半分ですかね。

 目に巻きつけられた布越しに、光がわたしを照らしている。

 そんな中、二人の女が両側からわたしの耳を舐めていた。

 視界が遮られているせいで敏感になっている、その研ぎ澄まされた感覚が、舐められる感覚に蹂躙され暴れることも出来ない。自由は与えられないらしい。

 口は塞がれていないが、何も喋る気にはならない。

 何もわからない。何も覚えていない。ただ、女から耳を舐められていることだけが伝わってくる。

 リアルな舌の触感が。

 別にこれという理由があって書いたわけではないんですが、ぼくは小説を書く時、耳を舐められるだけの動画を聞いているので、こんな感じに仕上がってしまいました。

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