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半身  作者: くう
3/10

○3



──あの子がいない。

 

それは突然のことだった。

 

あの子、昨夜まではいたのに。眠る前までは確かに、いたのに。

 

わたしが目を覚ますと、隣の布団には誰もいなかった。手を当ててみたが、温もりさえも残っていなかった。

 

家中を探した。台所。洗面所。浴室。トイレ。アパートの外のゴミ捨て場にも、向かいのコンビニにもいなかった。大学に行く時間になっても帰ってこない。

 

ねえどうして。どうしたの。どこにいっちゃったの。どうしていなくなったの。

 

探さなきゃ。

 

理奈として大学に行く用意をしながらも、頭の中を占めるのはそのことだけ。

 

探さなきゃ、あの子を。わたしたちは、一人で生きていくなんて、とても耐えきれないのに。





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