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最近仕事が忙しくなった~
なんでだろ?
とりあえず暇を見つけては書くようにがんばります!
感想お待ちしております
「連れてきたぜ~」
「おじゃましま~す」
竜崎に連れられて、その依頼主の部屋にたどりつく。
「それじゃあよろしく頼むよ」
「了解」
早速作業に取り掛かる。
USBメモリーを彼のPCに挿して電源を立ち上げる。
最初に起動したBIOSの設定をUSB起動に書き換えて再起動。
今度はオリジナルOS「Swallow」が立ち上げる。
さてと…どうすっかな。
腕を頭に組んで、なにから取り掛かるか考える。
「あっあの…」
「んっ…?」
「パソコンを起動したらウイルスが動くんじゃ?」
「あぁ、そんなことか。大丈夫心配ない」
適当にあしらって作業を続ける。
実際ウイルスの心配はまずない。
コンピュータウイルスといっても所詮プログラムだ。
それに大概のウイルスは「Windows」上で動くようにできている。
そして俺の「Swallow」はLinuxディストリビューションだ。
OSが違うためWindowsで動くウイルスはLinuxでは動かない。
近年のウイルスの騒動はWindowsが広く普及しているために影響が多いため騒がれている。
とりあえず頭を整理し作業を開始する。
俺特製の検索ソフトを立ち上げる。
検索条件に最近更新されたファイルと名前が書き換わったファイルを加える。
実行するとものの数秒で結果が出てきた。
結果の一覧をスクロールさせながら怪しいファイルにめぼしをつける。
そうして絞り込んで一つのファイルを隔離する。
「『Flu』?」
「『インフルエンザ』という意味だ」
俺の呟きに竜崎が答える。
というかいつの間に後ろに立ってた?
まあ、それは置いといて。
インフルエンザか。
また言いえて妙な名前付けたなこの作者は。
とりあえずさっさと削除するか。
そう思い削除のボタンを押そうとしたとき。
「っ!!」
画面の中央に大きなビックリマークが出現した。
急に表れてびっくりしたが、これは俺のOSに入っているウイルス対策ソフトがウイルスを見つけたときの表示だ。
Linuxウイルスは数が少なく珍しいから興味本位で捕まえて、ファイル名を見てみると。
「『Flu』…って、まさか…っ!!」
思わず大声を上げてしまった。
さっき捕まえたウイルスファイルの名前をもう一度見てみる。
…やっぱり同じだ。
たまたま同じウイルスが引っ掛ったのか?
いや、そんな確立は天文学的数値だ。
ということは…。
「windowsのウイルスがLinuxに感染した…」
「どうした、結弦」
俺のつぶやきに竜崎が怪訝な顔をして聞いてくる。
ちょっと小ネタ
皆さん、「Linux」って知ってますか?
見た目的にはMacOSに似ていると思います。たぶん昔の(汗)
Linuxというのは1991年に大学生が作ってネットに公開したOSなのですが、無料でソースコードを手に入れることができるので、様々な人が改良して様々なOSを作り上げています
サーバーや携帯電話にも使われていて、有名なところではAndroidもLinuxをベースにしています
皆さんも興味があったらぜひお試しください




