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感想、批評お願いします
たぶんテンションあがって執筆スピードが上がります
たぶん
「このソフトで記録させた履歴の一番最後を見てみると…ほら、ちゃんとIPアドレスは載ってるの」
「ホントだ」
ディスプレイにはサーバ名と接続元、接続先に並んでIPアドレスも載っていた。
「それで一番最後の履歴のIPアドレスにpingをしてみたら返事が返ってこなかったから、たぶんここだと思う」
「このIPアドレスのパソコンのある住所とかって分かるか?」
「ちょっと待って」
そう言ってキーボードをまた叩きはじめる。
するとディスプレイに何かの表が出てきた。
「何だこれ?」
「このIPアドレスが登録されているプロバイダのIP一覧表」
「ってことは…」
「プロバイダに進入したけど…何か問題でもある?」
「いや、あるだろ」
平然と一瞬でプロバイダにハッキングして情報を盗んでるし、悪びれた様子が一切ないし。
とりあえず後で良く言い聞かせないと。
一応犯罪なんだし。
「???」
分かってないし。
…仕方ない。
「それで、この中にIPあるのか?」
「うん、これ」
仲村がちょっとコマンドを打つと、表がスクロールしてあるIPが点滅しだした。
「ホントだ。それでこのIPアドレスが使われている地域とかは?」
「えっと…それはこっち」
再びコマンドを打つと別の表が出てきて、IPアドレスの表と並ぶ。
「えっとこれを見ると…えっ?」
「どうした?」
驚く仲村の目線の先に視線を向ける。
「えっ?」
俺も驚いてしまう。
そこに表示されていた団体を見ると…
「富士城学園って…ここ!?」
「やっぱり、そうだよね…」
二人してしばらく画面を見ながら固まってしまう。
「ちょっと待ってて。学園の全IPの表をだすから」
石化からいち早く抜け出した仲村はそう言って、キーボードを叩くとディスプレイに別の表が映し出される。
意外にデータ量は多い。
「これに学園中のパソコンのIPが載ってんのか?」
「うん」
ポニーテールを揺らしながら頷く仲村。
「というか、これだけの物いつ調べたんだよ」
「えっと、昨日自分の部屋に帰ってから、職員室のファイルサーバーに潜り込んで、設計図から何までもらってきたの」
「何の為に?」
「えっ、だってあったら何かと便利じゃない?先生がリモートの画面でパソコン画面を覗いてるときにダミーを流しちゃえばこっちが何してても気づかれないし」
…そんな理由でIP収集するなよ。
「お前、授業について行けるか心配してたくせに、結構余裕だな」
「だって、実際やってみたら結構簡単な内容だったから。練習問題もレベル低かったし、ちゃんと次の授業の予習もしたもん」
そういって頬を膨らませてすねてしまう。
ネタが無い……
最近ここで書いている小ネタのネタが無くて困ってます
別に何でもいいと言われればそれまでなんですが
何かリクエストがあったらお願いします
ここで解説したいと思います