code 009:
すいません。ネタが…思いつきませんでした。
とりあえず駄文ですがどうぞ。
表示された結果を眺めてみる。
まず、このウイルス自体はC言語で書かれたものらしい。
プログラミング言語としてはかなりスタンダードなものだ。
簡単に解析されたソースコードを読んでみる限り侵入の仕方はこうだ。
まずメールの添付ファイルに自身を紛れ込ませ偽装する。
メールの受信者が添付ファイルを開くと、その添付ファイルが開くが裏ではウイルスが動き出す。
動き出したウイルスは、そのPCのノード名やドメイン・IPアドレスなどの情報を収集して、おそらくこのウイルスの作成者が用意したであろうサーバにデータを送信する。
その後PCのネットとの入り口とも言えるポートをすべて開放する。
ポートは普段、特別な設定をしない限り必要なポートを除いて閉じているはずだ。
その理由は開いていると他のウイルスやクラッカーなどがこのPCに侵入しやすくなるからだ。
家に入るすべての入り口を開けっ放しにしているようなものだ。
このように次に攻撃するときに簡単に乗っ取れるようにすることをバックドアという。
これだけ見る限りこのウイルスはクラッカーがどこかに攻撃をする際に操るために仕掛けたものというのが分かる。
こいつは危うくどこかのクラッキング攻撃の加害者にされるとこだったのだ。
それをずっと眺めていて最後に解析不能な部分があった。
他のどんな言語でもないから復元できないらしい。
おそらくここにWindowsとLinux両方で動ける秘密があるのだろう。
興味があったからそのデータをUSBに保存しておく。
ウイルス自体にデータの破壊とか目だった機能はなかったからこれで終了だ。
「とりあえずこれで大丈夫だろ。 あとは色々セキュリティのアップデートやら何やらやってくれ」
「ありがとうございます! やっぱ情報セキュリティーの人は詳しいんですね」
「…俺はお前の知識のなさに驚いたが」
「何か言いました?」
「いや、なんでもない。竜崎帰るぞ~」
「おう」
そう言ってパソコンからUSBを引っこ抜き部屋を出る。
廊下を歩きながらこのウイルスの出所を調べてみようかと考えていると竜崎が何気なく聞いてきた。
「あのウイルス、何なんだ?」
「俺に聞くな。俺だってどんな仕組みだか分からないし。それに変なプログラムを使ってたからな」
「変な?」
頭に疑問符をつけながら竜崎が聞き返す。
ちょっと小ネタ
1年か2年位前に「ブラッディ・マンディ」というドラマをしていたのをご存知でしょうか?
そのドラマで主人公がUSBからOSを起動していました
あれはLinuxを改造して作っていました
ネットのニュースを眺めていたら「Windows8」でもそんなことができるみたいなことが書いてありました
もしできるなら面白そうですよね
また何か情報が出てきたら書きたいと思います