24話 初志の道を②
そして当日。
いつものように、間はしっかり2日空けた。
それでも、これまでとはまた状況が違う場所。どうしても緊張が残る。
今回での鈍色仮面への影響次第では、ラディ周りの環境も変わってしまうかもしれない。
というのもあるが、それだけではない。これまでとは戦地としての状況も違う。
これまでは市街地への襲撃。あくまで自分が優位な状態から、後手で対応する形で英傑側が相手をする形。
だけど今回は、既に武力が構えられている場所。そこに、こちらから挑む形。英傑が土地を取り返せてない程だ、生半可な予想は余裕で超えてくるだろう。
それに、あくまで第三勢力という前提の都合上、攻め込むルートも素直にはいけない。
あの占拠地は『路地裏』から直接攻め込んで奪った場所。当然、『路地裏』からの直通通路もある。けど、当然使う訳にはいかない。
加えて、ジェイクさんの店で少しだけど情報を拾えた。占拠地は移住民エリアを中心に周囲を守る武力があるけど、それには偏りがある。
具体的には半分はほぼ魔力兵器で警戒を続け、もう半分は武闘派が常駐してる。
攻め落とすのが目的であれば、魔力兵器側の方が楽だろう。けど、狙う武闘派側。
あくまで対人で正面からぶつかって、脅威であると思わせる。それが目的。
立場上、英傑以上に鈍色仮面は必死だろう。人数も多いだろうし、英傑と違って戦力の情報が出回らない。
けど、ここでしくじったら、英傑と協力関係どころか鈍色仮面の動きが激化しかねない。
最悪の想像を改めて噛みしめ、突入の準備として現出の輪からの鎧を纏う。




