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真水のスライム続章:種火の者  作者: ふぃる


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22/28

22話 針は示す②

 思考の時間。

 咄嗟の思考が、現状の情報を頭の中で一気に巡らせる。


 まず赤霧の鎧と鈍色仮面。

 鈍色仮面に「敵」認定されるのは想定通りの進行。そこはまだいい。むしろちゃんと敵視されてる確認が取れて、安心したくらい。

 自分が汚れ役をやる事自体は一向に構わない。その覚悟は最初につけてきた。


 けど、別の所に懸念点。

 確かに赤霧の鎧は鈍色仮面の敵となった。けど、まだ浅い。それはまだ目的の為の前提段階。

 目的は共通の敵を持つ事で英傑と協力関係にまでする事。そこまで思わせるには、それだけ脅威と思わせるだけの被害を、鈍色仮面にも与えないといけない。

 ラディの居場所になりはじめている、鈍色仮面に。



「…ラディはどうするべき、なのでしょうか。」

 そのラディの言葉でふと我に返る。

 返答を言葉とする直前、一瞬考えて答えを変える。

「どう答えると思う?」

 ここで明確な答えを出し続ければ、ラディの縛りとなってしまう。多少の誘導こそすれど、ラディ自身に考え決めさせる。

 それが、回答だった。

 そして長い思考時間ののち、ラディが答える。

「…ツァイシーさんをてつだう?」

「それもできるだろうな、ラディなら。」

 そして再び思考の間を挟んで。

「わかりました。ツァイシーさんにもなにかできないか、明日きいてみます。」


 ラディに自分以外の拠り所。

 そもそもラディが自発的になった事は、最初の頃を思い返すと、とてもいい傾向。

 自身の発祥も知って、ラディ自身の旅路はこれからだ。


 そんなラディを、自分の荒事に巻き込むわけにはいかない。

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