表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/249

かぼちゃの経済

以前、ハロウィン時期に書きました。

 ハスの葉をしわしわにした様な、かぼちゃの葉がおいしげるかぼちゃ畑は、思った以上に大きかった。 


 土から生えて来た棒の様な人間が、ふゎふぁ~とこちらへと歩いて来る。


 その棒人間がかぼちゃの葉をかきわけ、かぼちゃに前屈する様な感じで、その棒の頭をかぼちゃの表面へとくっつけると、キツツキの様に器用にかぼちゃに穴を空けていく。


 出来上がったパプキンヘッドを、棒人間がその両手で頭にかぶる。


 そうすると身長と何故か手の長さまで短くなって、可愛いデフォルメされたパプキンヘッドになった。


 目の前のパプキンへッドをミッシェルが、捕まえようとすると、テケテケと言う感じに逃げてしまう。


「可愛いけど、知ってるパプキンヘッドとなんか違う気がする……」


 よく見るといろいろ顔のパプキンヘッドがあるようで、可愛いのや、怖いの、号泣している顔に対しては、どうした話聞こか? と思わず言いそうになってしまう。


「これどうやって捕まえるの?」


 馬車で見た説明のプリントには、パプキンヘッドとなってしまったかぼちゃを捕まえて貰います。と、しか書かれてないので悩むところだ。


「そこは異世界から来た、勇者様の独創性でいっぺんに捕まえる方法を考えてください」


「落とし穴は?」


「そんな土壌を破壊する様な事は、止めてください」


やはり今日のルイスは、返答が普通に冷たい。もしや昼食一緒に行きたかった?


 フィーナは得意の魔法のツタを出して、パプキンヘッドをからめとっている。


 しかし僕はそこら辺の力の強弱がうまく出来ないので、切り刻んでしまう可能性もある。と、考えこんでいると虫取り網を、ルイスが手渡すのでみんなと同じ様に、パンプキンヘッドが畑から出たところを虫取り網で追うのである。


 待て、待て――!とばかり追いかけると、3匹ほど捕まえたところで、ルイスの所まで駆け寄る。


「ルイス、この魔物の使用方法を教えて!」


「かぼちゃは装飾用ですが、棒人間の方は抹殺対象です」


「ありがとう!」


「いい案思い浮かびましたか?」


「装飾として使えるほど、きれいにまではよくわからないけど一応ね、まず僕とウンデーネが水の壁に一ヶ所だけ抜け道を作りそこに追い込もう。その細い道へ追い立てれば捕まえやすいかもしれない」


 僕は地面に、見取り図を書きながら説明した。   

                 

 

「わかりました。とりあえずやってみましょう!」


 やってみた結果は、凄くと言うわけではないが、ミッシェルがある程度浮かした水の魔法で追い立ててもいるので、先ほどよりは少し効率が上がっている様だ。


 そしてやっと夕方、大雑把にダンボール何個分かによる、今回の報酬結果報酬も決定し、今回のギルドミッションも終了となる。


 他所の畑で働いていたであろう全の冒険者が、村の広場に集められてる。そしてモンスターのパンプキンヘッドとは別のかぼちゃで、かぼちゃのシチューを作ってくれていたようで、パンと一緒にみんなに振舞われた。


 そこではお酒も、ビールも売っていて、冒険者はどんどん飲めや歌えの大騒ぎである。


「凄い回収システムですね。これは見習わなければ」と、ミッシェルがつぶやく。


 僕はミッシェルはもしかして……。


 この異世界を牛耳る存在になるのでは?


 そんな異世界転生の経済的な俺つえええじゃないんだから……そう思い僕は、自分の考えを否定する。


 でも、彼、この前槍兵のファンブックで一生食べて行けるかも?  才能が怖いと驕り高ぶっていなかっただろうか? そしてルイスに詰められていなかっただろうか? あれ? ミッシェル成功を否定しまっていた……。



「何をそんなに見てるんですか? そんなに欲しいならあげますよ」と言ってミッシェルにかぼちゃのケーキを貰っちゃった。


「ありがとう……」


「ハヤトさんは、そんなところが本当に子どもなんですから」


 うん……何年か前までは成人じゃなかった年齢だからね。法改正して成人になったって事になったけど……。


 その時ふと思った。法改正して、ハーフ成人式はどうなったんだろう……。


 そんな事をのんきに考えながら、今日の日はおわりを迎えようとしている。……かぼちゃ饅頭を、フィーナが買ってる……。


 僕も行かなきゃ!


   続く

 

見てくださりありがとうございます。


また、どこかで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ