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ギルドクエスト進級試験 その5

 湿地帯の中を一人小走りに進む男は体格は良かった。

 その男スドウは湿地帯を進み、目的地へ辿り着いた。


 そこでは時間でも、巻き戻ったかの様に、シスターの彼女は小島の上で、ツタに絡まり倒れていた。


 ここで騙された事に気づいき、スドウは今、来た道を戻ろとするが、ギルド本部陣営のからフードの付いたマントの男がこちらへ歩いてくる。


 その男を見た時、自分たちはずっとつけられていた事を知った。


 女王蟻が居た大地の方をすがる思いで見るが、同じくフードの付いたマントの男が2人と、前を歩かされている狩人が、こちらへ向かって来ているところだった。


 ハヤトさん達が居た時から、どこかの草むらにいのだろう。スドウはそう思う。

 近づくと狩人は、顔の腫れあがっているのがわかる。それだけでなく拘束されている。


 あれがちょっと未来の自分の姿なのか? と、スドウは思いもしたが、すぐに考えを改める。


 自分をそこまでする必要はない。彼らは自分を蹴りとばすもしくは、自分にツタの上を歩けと言えばいいのだ。


 スドウの頭には絶望しかなかったが、でも、もしかしたらハヤト達が来てくれるかもしれない?


 何故?


 そう彼らには、来る理由が無かった。自分は用事があって先に抜けたのだ。自分を追って来る理由がないのだ。


 それでもなんとかしようと、スドウは慌ててシスターの居る小島へ向かった。さっきだいたいの草はミッシェルが、刈っていたはず。そう思い少しの賭けだが、ツタの上を進んだ。


 シスターは、泣きながらもスドウにすがりく

「ギルド職員は来てくれるでしょうか!?、あなたのお仲間は!?」そう、悲痛に訴える。


「パーティを抜けて一人で来てしまったでごわす……。ハヤトさんは、貴方の事を本部内の人物に伝えると、言ってでて行ったが……それはいつの事になるのかは……」


「そんなぁっ……ごめんなさい……ごめんなさい…………あなたまで巻き込んでしまいました」

 シスターは、そこから泣く事しが出来なくなってしまった様だ。


「よいしょっと」

 狩人をつれた男達が、途中までやって来て、狩人を水と泥の中に転がす。


「おっと失礼、これでは息が出来ないよな?」

 蹴りで、狩人の体の向きを変えた。


 泣いていたシスターが、犯人たちを見据え「カトフをもう解放してあげてください。私達から取り上げた分の魔石でもう充分だったでしょう?」


 そう言ったと思うと、シスターはスドウを見て、今度はスドウに懇願してきた。


「親切な方お願いします。彼らに魔石を全てお渡しください。そうすればカトフと私で絶対に魔石を集めてみせます」


「おい、シスター、お前本当にうるせえ……、そうだ、そこのガタイのいいにいちゃん、その女を後ろの湿地帯に投げ込んでよ? そうすればにいちゃんは見逃そう」


 横のシスターは、男たちを睨みつけていたが、立ち上がると「自分の足で参ります。だからそこの狩人のカトフを解放ください」そう言って、彼女は後ろの島の外へ歩きだそうとしている。


「やめろ。コルマ! こいつらはお前を殺した罪悪感を、彼に植え付けたいだけだ」


「でも、それならまだ良いのです」シスター、首を振って狩人を拒む。未来はいろいろある。彼女に耐えられない未来を、彼女は思い描いている。


「ダメで、ごわす! きっとハヤトさんは、来てくるでごわす!」


 スドウは彼女の服を引っ張るが、その頭の布はハラリと落ち、スドウのもとにやって来てしまった。


 そして彼女の足先が水へ触れたとたんに、彼女の足先からツタがどんどん絡み付く。


「ああぁ――――!」スドウの雄叫びが空に響く。


 男たちの笑い声が響く。スドウは、こんなに人が憎いっと思った事はなかった。



 スドウは、そのツタを引きちぎろうと、するが逆にシスターと共にツタにまかれていく。


「本当にごめんなさい……」


 その時、男達の悲鳴が聞こえた。だが、もうスドウは振り向く事も出来なかった。


 そしてスドウを覆うツタの勢いが、止まった。


 ――ああぁ……なんだよ!?


 スドウさん達が緊迫展開していたので、僕に付いて来たら彼に指で倒れている狩人を指差し、「合図したら救助お願いします」と、言ってシスター、なんか犯人ぽいマントの準備ツタで絡めた迄はいい。


 しかし3人の内、こちら側の男がツタを瞬時に切り裂くのはない。


 合図を受け取ったギルド職員も、戦闘経験はある様で瞬時に足を止めて避難したけれど……。


 距離としては、狩人、犯人、僕ら、スドウさん達、皆同じ位離れてはいる。


「お前、異国の出……、いや、お前が勇者か? そうかよ!」そう言って、そいつは袖口からナイフを取り出し僕に投げつけた。そして仲間の方へ走って行くと、仲間をまたいで一目散に逃げる。


 僕は顔をかばって、腕にそのナイフを受けた。


「ギルド職員さん、シスターを1番先に助けて貰っていいですか?」


「今、向かってます!」彼はフェイクで置かれた、ツタをたくみに避け進む。


「ありがとうございます。なんかさっきのナイフ、毒が塗ってあったみたいで……魔法で回復してはいますが、それによってより毒が循環してしまったみたいで……」


「えぇ!?」

 彼の驚きの声を聞き、僕は地面に足をついた。

 心臓の音がバクバク言っている。


「何でこんなに、厳重にツタを巻いたんですか?! 勇者さん」


 ギルド職員の彼もなんか言っている。


 胸がムカムカして、嘔吐する。絶対この上では倒れる事は出来ないが、動いたら倒れる。


 その時、スドウの足音がしたのち女性の「あなたに神の祝福を、どうかその心をもってふたたびたてますように」


 彼女の鈴音の様な声の後、僕は少しずつ回復していった。

 立ち上がった時、シスターは狩人の無事をよこんでいたが、スドウは僕の事をずっと見守っていた。


「本当にありがとうでごわす。この御礼はいつかするでごわす」


「別にいいですよ」


 そして彼は言った。

「じゃー帰りは抱っこして行くでごわす」


「え?」

 そしてシスターもとんで来て言った。

「すみません! 私、神聖攻撃魔法は得意なのですが、回復系は後、一歩なのです」


 隣で、うっすら顔が、紫や黄色になっている狩人さんが心配そうに見ていた。そして僕は彼らの顔を見回して……。

「おんぶでお願いします」


 そう言った帰り道、おんぶ姿で、事件発生報告の信号弾で駆けつけた、うちのパーティーメンバーに会ったのだった……。


 続く



見ていただきありがとうございます!


また、どこかで!

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