ふくろうのいる食器店
花が咲き乱れる様な風景が、繁華街へと近づくにつれ彩にレンガのオレンジの色が加わる。
街は古典的で格式のある装いで、街の中に芸術を感じる事が出来た。
そんな街で暮らしの中で、写真はまだ手の届きにくい。
美しい街の風景を、今、生きる僕らだけが楽しめると考えるととても贅沢な事の様に思えた。
そんな芸術な建物たちは道路に迫る勢いで建ち並び、その下を歩く僕らは、そんな建物たちに負けずに歩く。
しかし賑やかな繁華街へ来ると、街並みは変わる。
大きな窓枠や屋根に至るまで、僕らを中へ引き入れよう、またはすべて商品をより良く、楽しくイギリスを思い浮かべるおしゃれさで僕らに対してアピールしてくる。
――無料で、イギリス観光ありがたいと、のんきな僕は思わず思ってしまう。でも、よく考えると勇者である内なら、その代償は僕の命。
安くは無いが、高くもない。
望まずに、魔法学校に行き異世界の叡智と闇を覗きこめ、歴史に残る偉業を残し、魔界の闇に消えおもしろ、おかしく過ごせるのだ。
……ちょっと楽観的考え過ぎかな? なんて物思いにふけっていると……。
ぬいぬいは、「こっちだ」と、目標の店へ入って行ってしまったようだ。オリエラの声が、ぬいぬいを呼び止める。
「ハヤトが、まだ街並みに感動してた立ってるよ」
少し咎める様な彼女の声に、ぬいぬいが答える。
「この街を間近で見た者は、みんなそうなる。俺もそうなった。だからしばらくほっといてやれ」
僕は彼の優しさに嬉しくなる横で、ルイスが今後の予定を手帳で確認してる。
僕はさまざまな店を眺めた後、あごを上げた状態のまま横を向きルイスに――。
「ぬいぬいが入った、建物どれかわかる?」
「あそこは、食器の店ですよ」と、ルイス普通に答えた……。
僕が少しカッコいいのでは?と思い行ったポーズについては、コメントは無い。
どうしたのですか? 首を痛めてしまいますよ? とかも無し……。意図して、何も言ってくれなかった様に思う。もしかして気をつかわれた?
少し浅はかな考えで、実行した自分が恥ずかしい……穴は無いので店に入ろう。
僕達の入った店は、店の外からはわからないが、結構大きい店だった。
入ってすぐの所には、ふくろうが居る。
彼はこっちらを少し怪しむ様な目つきで、僕達をにらむ。
少し見つめていると、オリエラがやって来て……。
「このふくろう、かわいいよね」と、言って近寄ると、ふくろうはまんまるの目で、「きゅいゥィ~」って、愛想をふりまいて鳴きだした。
「このふくろうは賢いから人を見て態度を、変えるんですよ」定員と思われる、男性が言いだす。
――看板ふくろうお前もか?! 異世界の変わった性格の鳥チームの仲間か!?
僕は、僕らには目もくれず、オリエラに甘えるふくろうを見て考察する。
彼ら鳥類は、この世界において使い魔の役目を持つ気がする。
だから、そのぶん他の動物より賢そう。
その為、一癖二癖もある性格の鳥がそこらかしこにいるのだと思う!
異世界の鳥ってなんでこんなに、性格変なの? って波紋を呼ぶ様な事は聞けない僕は、そう考察したのだった。
気分を新たに僕達は、オリエラについてぬいぬいのところあまで行く。
食器のお勧めらしきスペースに、ステンレスの様な素材の食器や、『割れないように、魔法にて材質を変えてあります』と書かれた紙の置かれた陶器もあった。
旅行へ持って行くような割れないもので、お勧めのものをぬいぬいに尋ねると、やはりステンレスぽいものか、魔法の処理済みのものを進められる。
ほぼ値段は同じなので、物珍しさも手伝って魔法の物がいいかな?とも、思ったがここは、ぬいぬいも入れて多数決をする事にした。
結果は、やはり魔法の方がいいという結果になり、魔法の食器を6セットと同じ数、スプーンとフォークのセットなどもろもろ買った。
購入のするため定員さんにお願いすると、今、丁度キャンペーン中なのでと、看板ふくろうが片方のつばさを上げ、まんまるおめめでウィンクしている皿を貰った。
デフォルメされ凄く可愛い。そうか……、他人にはあのふくろうは、そう見えているのか……。
帰りにふたたび、看板ふくろうの前を通る。
今回は、にらむばかりでなく、軽快にステップ踏んでいたですが……。
戦い前の、景気づけのダンスですか?それは?
続く
見ていただきありがとうございます!
また、どこかで。




