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新しい街でのひと段落

書いたのは、ハロウィン時期なようです。

地の文、その日の事書いとけば間違いないやろう作戦です。

しかし結果として、イギリスぽい異世界に四季ができました。ぎゃふん!

 昨日の……いや朝のまでの騒動が終わり、ギルドからの好意でと言うか、みんな酔っぱらって役にたちそうもないからと言うべきかそのままゲストハウスへ帰宅する事が出来た。


 その頃には異世界の街でも、朝を迎える時間になっており街のみんなが動き出す。


 そんな世間と真逆に、やっと久しぶりのシャワー浴びた僕は、これまた久しぶり再開となったベッドで眠りにつくことが出来た。


 そしてお昼過ぎ、ウンデーネの後頭部を腹部にもろに受けるという事態が起こり、僕は目を覚まして「えへへ」っている、うちの大精霊を発見した。


 彼女はベットの横の丸椅子に腰掛け、寝ている僕に向かってそのまま後ろに倒れ込んだ様だ。少し腹部を押さえて、「ヴぅっ」と言ってのたうち回ったのちその事を、把握した。


 そのまますぐに薄い方の掛け布団を、頭からかけ胴の部分をガウンの紐で緩く縛った。


「ははは、悪い子はお仕置きだ!」


「えっ!?、なに? 主様(あるじさま)?」


 りっぱな布団お化けが出来た。


 視線を感じて振り返ると、扉にフィーナが居た……。


「えっと……おはよう……トリックオアトリート……」


 違う女の子の子と楽しそうな場面……でも、無いかもしれない。しかし少しの焦りもあり、そんな言葉を僕は呟く。


 向こうの世界は、そろそろそんな季節のはず……。


「はい」


 僕の気のせいか、彼女はちょっと読み取れない表情で、僕のもとまで来ると、彼女はお菓子をくれた。


「なに、なに? どうしたの? これ外せないよ?」


 ウンディーネの声、悪い主様の僕は、やっぱり好きな子を優先させてしまっている。気まずさが、僕の中でどんどん増えて行く。


「よいしょ」


 フィーナは、ベットに座るとウンデーネの紐をほどき、布団を取った。


「ウンデーネは、どーんてしちゃだめ、ハヤトも紐で縛るのはやり過ぎですよ」


「「はい……」」


 では、ランチ行きませんか?

 そう言いと彼女は、にっこり笑ってくれたので凄く安心した。


「いきます!」「ウンデーネも行きます!」


「じゃー私たちは、一階で待ってますね」


 彼女は、スカートが広がらない様にお尻を押さえて立ち上がると、ウンデーネと一緒に下へ降りていった。


 フィーナのは、いたずらを選んで欲しかった気もするけど……仕方がない。お菓子の小分けの紙袋を破き、お菓子を食べた。ちゃんとかぼちゃ味のお菓子で不思議だった。


 まぁハロウィンについて、異世界に住むフィーナの情報源は見当がつくけれど。


 でも、去年のこれくらいの時期に、向こうの世界に彼女自身が来ていた可能性もある。


 その時期は僕も大学の見学で、近くの大学の文化祭を回っていたのに……。しかし彼女なら絶対見つける自信があるから、僕らは出会わなかったのだろう。


 僕はそんな事を考えながら、手短に出かける用意を済ます。一階のダイニングルームの前を通りかかると、そこではミッシェルとルイスがそろってダイニングテーブルに座り、書類の山で埋もれていた。


 僕は、扉から顔だけをだす。


「ルイス、ミッシェル、ランチを今から食べに行くけど、一緒に行かない?」


 ルイスが書類から、目をはなしこちらを見る。


「私達は、出前で済ませました。ぬいぬいたちとルナはそれぞれ、買い物と教会へ行ってしまったのでいませんよ」


「そうか、ありがとう。外で、必要な物は?他に買ってくるものあるかな?」


「大丈夫です。気を付けて行って来てください。『大蛇の牙』については、すべて終わった事を確認する、知らせはまだ来てませんからね」


「わかった。気を付ける。いつもありがとう」


 そう言い、手をふり玄関へ行くと、待っていてくれたフィーナたちと僕は街へ飛びだす。


 異世界では、その瞬間から冒険は始まっている。


 続く


 

見ていただきありがとうございます。

また、どこかで。

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