出国書類を書きますか。
旅の為の書類を書き終えた。
しかしヘンテコだった。僕とフィーナとウンデーネは、ルイスを捕まえて書類を書いたのだけど。
書類を書くにあたってまず、こちらの言葉を書けているか? からのチェックから始めてどうやら僕の名前は書けているらしい。
じゃー向こうの漢字で名前を書いてみると、宣言し見せるとルイスには読めないらしい。漢字を知っているフィーナは『漢字で、名前が読めます』と言う。
じゃー2枚の紙を混ぜて、二人に見せると――。
「えっ……両方とも読めます……」と、驚くルイス。
「漢字は、こっちです」フィーナはそう言うので、漢字の方にの裏に〇を付けて、何度か見せてみる。そうすると、正解しない回も出る。それを伝えて見せると魔界特有の文字で最後は見えだしてカオスの状態になってしまった。
「狐でもそう言う事は出来るのですが、無意識で行うと言うのは難しいです」
「勇者ってどうなっているんですか?」と、最後にはルイスに言われる始末になってしまった。
そんな中でウンディーネだけが、ルイスに書いて貰った見本の自分の名前を一人もくもくと練習させられていた。
「私も話に参加したいのにな」とふてくされながら頑張っていた。
それでも名前さえ書ければ、後はチェックを入れるだけの異世界から来た、勇者仕様の優しい書類になっている。
それでもところどころで、死後の埋葬の仕方や、葬儀を知らせたい人などの質問が書かれていて驚かされる。
「フィーナは、埋葬はなんて書いた?」
「秘密です」
「秘密なのか……じゃ、僕はフィーナと一緒でて書いておこう」
「それじゃ――決められなくなりますから、ちゃんと書いておいてください」
「でも、フィーナと一緒って書いたから……」
「私もそう書きました」
フィーナが顔を赤らめて書類を見せて来る。
「フィーナ……」
「フィーナも主様も川に流す方式にしない?」ウンディーネが、笑顔でそう薦めて来た。
「水に流され、水の微精霊に戻る貴方と違って、人間は川に流す方式は却下です」
それもあっけなくルイスに却下され、「勇者様も魔界では死体が残る方がまれなので、大丈夫ですよ」と身も蓋もないアドバイスを僕にくれる。
「ルイス、僕の世界にバスってあるんだけど、乗り合い馬車の乗り場固定されているのだけれど」
「「はい」」
「乗り場固定された場所に、バス停って目印を置くんだけど……それを毎日動かして、自分の家の前に移動させて移動距離0って与太話あるんだけど」
そう、僕が与太話で言った話。世の中ちゃんとされてないと死体は帰って来ないし、決まりも守れないな、とふと思っただけ。そしてたぶんルイスは決まりを作っていく人なんだと思うだけ。
「そう言うのはどこにでもありますが、毎回、国家の民衆同士の心の中で見えない内に関係が悪くなるので、大問題になるやつです」
「魔界でも魔王様が出る案件ですね。まぁ魔界は、荒野す気てそんな事はあまりおきないでしょうけど。人間界となら大問題です」
それは、こうやって魔界の執事と魔界の補佐官によって否定された。……あっ、勇者の執事だったか。
「出来た!」やっとウンディーネが、書面の名前の欄の本番を終えた。
「拝見します」ルイスの検査をしているところを、なんとなく眺める。ルイスの動きが止まっている。書類には、ウンデイーネ……。
「うん……難しい所ですが……いざ、となったらゴリ押ししましょう!」
と言うわけで、国家間では、難しいごり押し行為も個人間では、まぁ時として行われますよね。
と言うわけで、僕らは城の事務室へと参上した。
すぐ手続きをした、異世界から来た僕は、現地の仲間と違い最後まで時間がかかった。
異国出身組の僕とフィーナは、僕の直しが済めばすんなり書き加われた身分証明書のギルドのカード受け取って終わった。
ウンデーネはやはり名前のイで止められたが、赤で横に2本線引いかされ、本人に赤のペンを渡して小さなィを下に書かせたら、確認が数回あったの書き替えだけであっさりとおわった。訂正印の必要も無し。
あっさりとあっけなく、僕らは旅立てる事になった。
「後は、旅立ちの祝賀パーティーと見送りのパレードだけですね」
と、あっさりルイスが言うが、王室のパーティーとかんがえると重い。むしろそちの方が重いよと、頭を抱えたのであった。
続く
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