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Melancholic-Heaven  作者: 倉木英知
第1章 音無静寂と相原咲
12/35

相原咲について…。


 世界を救う為のにえになりなさい。


 彼女の両親は、とある宗教を狂信しており、その狂信を娘である咲にも強要していた。ソレは物心付く前からであり、彼女にとって、宗教に身も心も捧げる事は日常的な事となっていたのである。


 一年前、KARMAウィルスが天から降り注いだ時、人知及ばぬ現象に人々は見も知らぬ【神】へと救いを求めた。言わずもがな、その宗教でも同様に神へと救いを求めたのである。


 結論から云うと…。

 相原咲は、神へと捧げる供物として選ばれ…。【にえとなった。】


 彼女の入信していた宗教では、にえとして選ばれると云う事は…。餓死する迄、柱に貼付けにされる事を意味していた…。


 KARMAウィルスに侵された者には、人間の形状を失い、内に秘めていた欲望を具現化した様な怪物へと変異する症状を持つ者もいた。彼女は、その様な怪物が彷徨い歩いている街中の大木に縄で縛られる事になったのである…。


 

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