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おっぱい三段活用

おっぱい!


 心の中で気合いを入れて覚悟を決めた俺は、琴音さんの待つベッドへ向かう。

 葉菜も、おそるおそるといった感じでベッドへ。

 俺が右側から、葉菜が左側から。


「そ、それでは……失礼します」

「え、えぇとっ……し、失礼しますっ……」


 俺たちは緊張で声を震わせながら、左右からベッドに上がった。

 ……すごいフワフワのベッドだ。

 ソファのときにも驚いたが、世の中の金持ちの使う家具は本当に次元が違うな……。


「さあさあ♪ もっと近づいてください♪」


 巨大ベッドなので、まだ琴音さんとは距離がある。

 ベッドの端っこで寝るということは許されないようだ。


「そ、それでは失礼いたします……」

「ししし、失礼しますっ……」


 俺たちはさらに緊張しながら、琴音さんに接近する。

 そんな俺たちを琴音さんはニコニコしながら待っていてくれる。


 なんという母性と慈愛。


 じりじりと近寄っていく俺たちは、まるで母親のところへ向かう赤子だ。

 このままでは幼児退行化してしまう……。


 ともあれ……俺たちは琴音さんと肩が触れあうぐらいの位置に辿りついた。


「それでは失礼いたしますね♪」


 今度は琴音さんがそう断って、俺のほうへ振り向いた。

 そして――


「えっ、あっ」


 両手が伸びてきたかと思うと、こちらの背中に回されて引き寄せられる。

 そして、思いっきり抱きしめられた。


「ぎゅ~~~~~~~~~~~~♪」


 その言葉どおり、これでもかとばかりに強く抱擁される。

 薄いパジャマ越しなので琴音さんの体温と柔らかさをメチャクチャ感じてしまう!

 おおお! おっぱいの感触が! うわあああ! おっぱい! おっぱい!


 なんでこんなに琴音さんはスキンシップが大好きなんだ!

 俺はヌイグルミじゃないんだぞ! 生身の人間だ! しかも男だ!

 それなのに……! それなのに……! あああ、おっぱい気持ちいい!


 俺がヘブン状態になっているにもかまわらず、琴音さんはさらに抱擁を続ける。

 体を左右に揺さぶって、おっぱいを押しあてる、押しつける、押しつぶす(おっぱい三段活用)。


 もう俺のメンタルポイントは完全に0である。

 

「ふうぅう……♪ とっても大満足です♪ ありがとうございます♪ 道広くん♪」


 ようやく俺は解放された。


 危ないところだった。あと少しで理性が飛ぶところだった……。

 おっぱい、危険な乳……。


おっぱい! おっぱい! おっぱい!(面白かったら評価していただけると嬉しいです!)

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