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お嬢様の豊かな胸と器のデカさとツルペタ貧乳妹

「それでは、早くケーキとお茶を済ませて露天風呂へまいりましょう♪」


 そんなに俺たちと露天風呂に入りたいのだろうか……。

 というか裸体を見られることに抵抗はないのだろうか……。

 やはり琴音さんは俺たち庶民とは感性が違う。


 でも、俺にとっては役得だろう。


 同年代トップクラスどころか日本トップクラスの美貌の持ち主である琴音さんと一緒に露天風呂だなんて、世の中の男たちのほとんどが羨ましがるであろう。


 握手券どころの騒ぎではない。それこそ琴音さんと一緒に混浴できる権利を販売したら数千万円以上の価値があるかもしれない。億を越えるかもしれない。


 って、我ながら金に換算するのは発想が貧困だ。

 琴音さんとの露天風呂はプライスレス。子々孫々に語り継ぐレベル。


 とかなんとか考えつつ俺と葉菜は急いでケーキと紅茶を胃に流しこんだ。

 俺はもちろん葉菜もテンパっている。同性とはいえ、絶世の美女と混浴は刺激的だろう。

 葉菜が百合に目覚めて琴音さんのことを「お姉さま」とか呼び始めたらどうしよう……。


「ごちそうさまでした♪ それでは、まいりましょうか♪」

「お嬢様。わたしもご一緒させていただいてよろしいでしょうか」


 凪咲さんが食器を片づけつつ訊ねる。

 ……えっ!? さらに美女追加!? なんだこの欲張り混浴セットは!


「はい、もちろんですっ♪ わたくしからも誘おうと思っていたところです♪ みんなで一緒に露天風呂を楽しみましょう♪」


 聖母のような笑みを浮かべ、こともなげに混浴の規模を拡大する琴音さん。

 なんという器のデカさだ。胸のデカさと器の大きさは比例するのだろうか。

 発想力が豊かだしバストも豊かだし財政的にも豊か。豊臣家もびっくりだ。


「うぅ、琴音さん、すごいよぉ……」


 ツルペタ貧乳の葉菜は圧倒されていた。

 貧しい生活によって葉菜の胸は発育不良なのだ。


「わたくし、少しお肉がつきすぎていて、恥ずかしいですが……」

「いえいえいえっ! そんなことはないですよぅ!」


 肉がついている部分は見事に胸の部分だけである。

 それ以外は引き締まっている。いや、ややお尻の部分は大きいかもしれないが。

 だが、それは女性的魅力に富んでいるということである。


「葉菜、琴音さんみたいになりたい……」


 葉菜は琴音さんのペタンコ胸を見ながら、せつなげにつぶやく。


「大丈夫ですよ、葉菜ちゃん♪ いずれ大きくなると思います♪ 牛乳をたくさん飲みましょう♪」


 優しく励ます琴音さん。

 しかし、我が一族はみんな貧相な身体なので遺伝かもしれない。


「あ、ありがとうございますっ! 葉菜、がんばりますっ!」


 しかし、葉菜は琴音さんの胸を見ながら決意を固めていた。

 我が妹には大きく育ってほしい(色々な意味で)。


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