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アカリ  作者: 如月 爛花,
1/1

少女

初めまして。如月爛花きさらぎらんかと申します。

なんとかこの小説を書き上げることを目標に頑張ります。

よろしくお願いいたします。

仕事終わり、街路灯があまりないうえに人通りが少ない道をストゼロと氷結とタバコ1カートンと日頃の鬱憤を抱えて帰っていた。

帰ってもいつものごとく煙草を吸い、酒を飲み、寝る。という何も面白くない夜を過ごすつもりだったが、今日は違った。

「これからどうしよ...」

今までこの道を使ってきて約2年。人とすれ違ったのは ない。

しかも制服を着ている。まあ成人女性がJKのコスプレをしている可能性も捨てきれないが、現在時刻23時。もうこの時間にJKがいてもコスプレ成人女性がいても怖すぎる。

だがこの日は寝てないので頭がハイになっているので俺はその人に話しかけてしまった。

「あの...ここで何をしているんですか?」

近づいて分かった。これは本物のJKだ。コスプレではない。俺が通っていた高校の制服だ。

少女は喋らないのでもう少し話しかけてみる。

「早く家に帰りなよ。警察に補導されるよ。」

「私、家、ない」

やっと少女が口を開いてくれたと思ったら重い話題を投げてきた。野球で例えるなら、フォーク。しかも真下に落ちるようなフォーク。


しばらくの沈黙が続いた。

そして少女が俯きながら涙声で言った。

「お母さんが知らない男と出て行ったの。私のお金も持って。そして家賃が払えないから大家さんから追い出されたの。」

女が泣いたときの対象法を知らないので泣かれたら困る。だがこのまま沈黙が続いたら泣き出してしまうだろう。そこで何とか少女の役に立ってあげようと善処した。

「親戚とかの家にはいった?」

「みんな県外に住んでる。」

なかなか難しい。どうしようと考えていたら俺の頭にあることが浮かんできたが即却下した。

頭の中では。 でも口が動いてしまった。

「俺の家に住むか?」

頭ではしっかり却下したのに出てしまった。

少女がきょとんとした顔でこっちを見てきた。ものすごく可愛い。高校の時の彼女にそっくりだった。そして言ってきた。こう。

「ほんとに?」

こんなかわいい顔で言われてしまったら断れない。

「まあいいが、おれは愛煙家(ヘビースモーカー)、そして愛酒家(アル中)だ。それでもいいのか?」

「住まわせてくれるなら我慢するよ。」

よかった。ここで断られたらどうしようかと思っていた。

「でもおじさんは彼女とか奥さんとかいないの?」

俺は高校の時から作っていない。作るのが嫌になった。というか、怖い。

とあることが原因で。

「作ってないよ」

「そうなんだぁ。ふーん。」

言い方がイラっと来た。まあかわいいから許す。


今日初めてJKと二人きりで歩いている。


女子高生の心の『アカリ』になれるのだろうか。





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