白髪じじー
とりあえず読んでくれ!
―昨日の事
「私は指導者! よろしくね!」
そこには同じ歳くらいの美少女がいた。
かわいい!ものすごいかわいい!
「あぁよろしく! モンスターペット...さん?」
「スターって呼んでくれると嬉しいんだけど」
「え? あ、す、スター!」
「おう! カオル!」
俺はつい顔を赤くしてしまった。
よし決めた...俺はこの子と結婚する!
コツコツ...
と靴をならしてガタイのいい男が近づいてきた。
「僕はアサシンだ、君の事はカオル様と呼んでいいかな?」
「は、はい! よろしくお願いしますアサシンさん!」
背高すぎだろ!190くらいはあるか?
まぁ良い奴そうだからいっか...待て!こいつに女をとられるんじゃないか!?こいつは警戒しなきゃな!
「最後は私ですか」
「え? どこ?」
俺は声の聞こえた方を向いたがそこには誰もいなかった。
というかどこ見渡してもいない!
「おい! 下だよ白髪じじー!」
「し、下...?」
俺は視線を下に向けるとなんだかちっこいガキがいた。
「ちっさ!」
「小さい言うな! じじーみたいな頭しやがって!」
「なんだとおおお!!」
なんか生意気なガキだな!ロリっ子だ!しかも性格可愛くない!
「ふっ、あいにくだが俺はロリコンじゃないんでな」
「私はこう見えても15だぞ!」
「俺の1個下!?」
「はぁ...私はヒーラーでーす、よろしくね白髪じじー!」
このクソガキいいいい!!
「カオル一行よ、いきなりすぎるのだが明日すぐに向かって欲しい場所があるのだ」
「王様! さすがに早すぎるでしょ!」
だってさっき召喚されたばっかりだし、いきなり行けって鬼畜すぎるよ!
「実はその場所でマルウェアが出現したのだ」
「ま、マルウェア...? マルウェアってみんな知ってるか?」
俺がメンバーにそう聞くと、全員が首を振った。
「新種のモンスターだ...」
「そいつがなんでやばいんですか?」
「そのモンスターだが...体を乗っ取ることができるのだ」
か、体を乗っ取る!?そんなエクソシストなことが!?
「モンスターに体を乗っ取られ精神崩壊した人間もいるのだ」
「精神崩壊ってなんでですか!?」
「カオル様、体を乗っ取られた勇者は何をすると思いますか?」
アサシンがなんとも難しい質問をしてきた。
いやもう全然分かんない、乗っ取って仲間を殺すくらいしか...ってそれじゃねぇか!
「仲間を殺す?」
「そうですカオル様」
「あぁ...それで精神崩壊をする人間が増えているのだ、それで君たちに退治しに行ってほしい」
「た、退治って...どうやるんだ王様!」
王様はポケットからぎんぎらと光るブレスレットをだしてきた。
「このブレスレットにはマルウェアを取り憑かせない祈りが入っている」
「祈りって、そんなんで大丈夫なんすか?」
「あぁ、100%大丈夫だ」
「え、えぇ...」
めっちゃ心配なんだけど!
「カオル! そんな顔をするなって! 王様が言うんだから絶対大丈夫だ!」
「す、スター...」
「そうだぜカオル! 俺がいざとなったら助けるからな!」
「ビースト...!!」
「僕も君を第一に守るよ」
「アサシン〜!!」
「そうですよ、私も守りますから!」
「ロリっ子はいいや」
「くぎいいいぃぃぃ!!」
みんながハハハと笑い、心配も何も無くなってきた...
「よし! 明日頑張るぞおおおぉぉぉ!」
「おおおおおお!」
白髪イケメンが大好きです。
因みに伏線かも...