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ここは異世界!?

とりあえず読んでくれ!

 ふと気づいた時、俺は全く見覚えのない場所で突っ立っていた。

 周りを見渡すと、黒服の男達が驚いた顔で俺を見ていた。


「よく来た、異世界からの勇者よ」


 なんだか偉そうな年寄りが俺に話をかけてきた。


「お、俺の事か?」

「そうだ、君にはこの世界を救ってもらう」

「へ?」


 俺はつい何言ってんだこのジジイと思ってしまった。


「この世界は魔王の『デモール』により脅かされている。もし魔王が我が国にあるデアストーンに触れてしまうと世界は...」


「いや急に怖いわ!!」


 俺は突然長話しだしたこの男につい突っ込んでしまった。


「おっと...先走りすぎたな」

「どんだけ先走ってんすか!」

「私はこの我が国の王、『オウ・サッマー』だ。君の名前は?」

「俺は霧下(きりした)カオルだ!」


 俺が名前を言った瞬間、王様はクスクスと笑い始めた。


「ど、どうしました?」

「い、いや...へ、変な名前をしているのだなと...ふふっ」


 この瞬間、俺はこいつをぶっ殺してやろうと思ってしまった。というかお前もなかなか変な名前だけどな!?


「き...気を取り直して、ようこそ我が国へ!カオルよ」

「どーもどーも!」

「私は日本という国は異世界召喚というものに理解があると聞いたので君をこの『ブリアタニア』に召喚した」


 薄々気づいてたけどやっぱり異世界召喚されてたんだ。あとここコ○ドギ○スみたいな町の名前なのか。


「えぇ...異世界召喚されたのは理解できました」

「理解があるというのは本当だったのか...」

「ですがなぜ召喚する必要が?」


 その瞬間、急にシーンと空気が凍ったような沈黙が続いた。


「そう...だな...恥ずかしながら、私達の能力じゃ魔王を阻止することは難しいんだ」

「なら俺が居たって同じじゃないですか?」

「いや、私達は新しい最強の能力、『吸収』を開発したのだ。」

 王様はスゥーお息を吸い込み、再度はなしを始めた。


「しかし、吸収を使うことが出来るのは君の世界の人間だけだったのだ」

「俺の世界...だけ?」

「なので魔術師を集め、この世に1つしかない召喚の石を使い君をここに呼び出したのだ」


 あ〜...その魔術師ってのがあの黒服の男達か。

 なんだか段々話が分かってきた!


「なるほど...因みに、吸収というのはどんな力なんだ?」

「吸収というのは、倒した相手の能力を得るシンプルでなお、最強の能力だ」

「倒した...相手の能力を!?」


 本当に最強じゃないか!つまりカー○ィみたいな能力って事か!面白いじゃないか!


「で、俺は何をすれば?」

「この世界を脅かす魔王『デモール』は我が国に閉じ込めてある『デアストーン』に触れようとしているのだ」

「触れたらどうなるんですか?」


 王様は息を飲み込んでこう言った。


「世界が滅びる」


「ど、どういう事ですか!?」

「もし魔族がデアストーンに触れてしまうと、この世界は滅んでしまい、デモールがこの世界を再建できるようになってしまう」


 デアストーンって石に魔王が触れると世界が滅びるって...この世界やべえよ!


「つまり...魔王がデアストーンに触れる前に殺せって事ですか?」

「そうだ、君には洞窟やダンジョンに行ってもらい、沢山の敵の能力を吸収してもらいたい」

「そのうちに魔王が動き出したらどうするんです?」

「魔王が決行するのは5ヶ月後だ」


 5ヶ月後に決行するよって魔王が伝えたのか!?

 知らせたら対策練られるだろ!この世界には馬鹿しかいないのか!?


「詳しい事はまだ教えられない」

「な、なんでですか!?」

「とにかくまだダメなんだ。すまない、だがいつか知る時が来るだろう」


 俺は沢山の疑問が残っているが、まぁいいかと聞かない事にした。


「もし魔王を討伐したら、君は元の世界に戻れる」

「討伐できなかったら...?」

「それはもう終わりだ」


 ハード!結構ハードな世界だな!

 勝手に召喚されて魔王倒せなかったらもう終わりだなんて理不尽すぎるよ!!


「だが、君1人だけで戦えという事ではない」

「てことは...メンバーがいるのか?」

「そうだ、君を他のメンバーの所まで連れて行こう」


 展開が早いな...それぐらい大急ぎなのか?

 それよりもメンバーか、これは超絶美少女とイチャイチャできるんパターンじゃないのか!?


 俺はムフフな妄想を広げながら王様に連れられて行った.....

読んでくれてありがとう!アドバイス頼む!

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