銃剣突撃こそ至高の攻撃法!!
ありとあらゆる媒体で不当に貶されいる存在は多々ある。
その中で最も不当にその価値を貶められている存在は何だろう? 騎兵? 要塞? 戦車?
そう、銃剣突撃だね! 銃剣突撃はあらゆるメディアで乏しめられていて評価される事などない戦法だ。
国民アンケートとれば、銃剣突撃について『ハハッワロス』と答えるのが50%、『銃剣突撃が許されるのはマスケット銃までよねキャハハ』が50%になること間違いなしであろう。
だが喜べ全国1%の銃剣突撃大好き人間達よ、紅茶帝国イギリス人はこの21世紀においても数十回以上の銃剣突撃を敢行しておる! さすがタンニン足りてる奴らは気迫が違うな。イギリス軍じゃ金満アメリカ軍と違って航空支援なんてほとんど受けられないし、砲支援すら予約が必須だからな。待ち伏せされたら自力で窮地を脱出しなければならん。
さて『なろう』においても突撃戦法が正統に評価されたのを見たことがない。敵がする場合は大抵、散兵も敷いていないのに敵の射程内でボーっと突っ立ていて、衝撃力が無くなってから突撃するというのがだいたいの段取りだろう。そして主人公が突撃バカだとか何だとかほざきおるのだ!!
士気が低い近接兵ほどクソの役に立たない存在はない。突撃も満足にできないクズ共を指して『突撃バカ』とはこれ如何に!? 乏しめるならクソ雑魚ナメクジごみ弱兵と罵るべきなのだ。「銃弾は嘘を吐くと」啖呵を吐いてサーベル一本で突撃をかましてから突撃バカと罵ろう。
だがなろうの突撃バカは違う。突撃できないのではなくしないのだ。しかも何故か余裕ぶっておる。
政治将校殿を呼べ! あの幾百死のうが代わりなど幾らでもいるクズどもに喝を入れてやれ!!
それで相手を拘束して諸共に弓兵で射殺だ! とどめに敵と一緒に重騎兵で合いびき肉にしてくれる!!
では最後に銃剣突撃の作法を記しておこう。銃剣突撃は勝利を確実の物とするための立派な戦法である。
やけくそで行われる万歳突撃とは根本的に違うのだ。
第一に、敵の弓兵などの遠距離攻撃ユニットを事前にコチラの弓兵で削って突撃を容易にしておきましょう。突撃にはかなり強力な火力支援が必要です。何かししら敵の部隊より圧倒している物が無ければ突撃は失敗します。
第二に、突撃できる距離まではしっかり歩きましょう。訳も分からず走れ走れと急かす声が聞こえますがこんな妄言は無視! 銃剣突撃は言わば全力疾走した後に剣道の試合を行うという代物。勝つためには体力の温存が必須です。距離の目安としては100mを理想として300mまでは歩きましょう。最悪のケース、砲弾が降ろうが機関銃で撃たれようが300mまでは歩くのです。
第三、いよいよ突撃です。ガッツリ敵の射程内。攻撃されればバシバシ当たる可能性がある距離です。ここまでくれば何も考える必要はありません。考えるな! 相手の喉元に銃剣なり刀剣なりをくれてやりましょう。何ならピストルを叩き込んでも良いです。最悪なのはこのタイミングで日和ることです。既に敵の射程内なのにグダグダと止まることの方が危険なのです。実際の戦訓でもこの距離に来たら後ろに下がるより前に行けと言われております。突撃あるのみ! 万歳! 万歳! 万歳!