表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
lost angel  作者: ハッシー
4/22

第四話:特訓開始

ソラとジンは、ガクからの特訓を受けることになる。二人の行く末は‥‥

ソラとジンは、窓から漏れる光を受けて目が覚めた。


ソラ

「ふぁぁ、なんか昨日から昼寝とかしまくってるから目が冴えてるぜ!」


すでに起きていたガクは


ガク

「おはよう、修行は9時30分から始めるからとりあえず朝飯を食べよう。」


ソラ・ジン

「はぁい」


警官が持ってきた乾パンを5袋食べ終わり、やがて9時30分になった。


ガク

「よし、じゃぁ特訓するか。」


ジン

「ガクさん、聞きたいことがあるんどすけど。こんな何もない部屋で何をするんですか?」


たしかにこの部屋には何もない。しかしガクはニヤリと笑った。


ガク

「まぁ見てろ。」


そう言うとガクは、頭上のリングを手に取り


ガク

「ワープ!」


と唱えた。


すると、ガクのリングが大きくなり、3人の回りを囲んだ。


ソラ

「な、なんだこれは?」


ソラがそんなことを言ってる間に、目に眩い光が飛び込んできた‥‥


しばらくして目を開くと、そこは、蒼い海の近くにある砂浜だった。


ジン

「な、なんだここは?」


ガク

「ここは小笠原諸島だよ。」


ソラ

「小笠原って‥‥どこだ?」


ジン

「人間界か?」


ガク

「あぁ人間界だ。」


ソラとジンは、初めて見る海に感動した。


しかしすかさずジンは


ジン

「このワープというのも天使の技の1つですか?」


ガク

「あぁ、天双βレベルの技だ。まぁこの技は見たことのある場所にしかワープ出来ないがな。」


ソラ

「ガクさんここ来たことあるの?」


ガク

「メルボルンから東京に来る途中で見つけて、これはと思ったんだよ。」


ソラ

「そうかぁ、ねぇガクさん、この技教えて!」


ガク

「‥‥駄目だ」


ソラ

「何でだよ!」


ガク

「それは‥‥お前のリングではまだレベル不足だからだ。」


ジン

「レベル?リングにレベルなんてあるんですか?」


ガク

「あぁある、お前らのはレベル2だな。」


ジン

「レベル2‥‥じゃぁピッチリングはレベル2なのか?。」


ガク

「まぁそういうこった。」


ソラ

「‥‥質問なんだけど‥‥身分のレベルとリングのレベルって比例してるのか?」


ガク

「いい質問だね、その答えはNOだ、世の中には羽を武器とし、リングレベルが1なのに天光γの人がいるしな」


ソラ

「そうなんだぁ。」


ガク

「でも普通はリングレベルを上げておく必要がある。その方がAT(昇段テスト)でも評価が高くなりやすい」


ソラ

「なるほど‥‥」


ガク

「ということで、今回はこういう特訓だ。」


そういうとガクはリングを手に取りこう言った。


ガク

「ラージ!」


するとリングはみるみるうちにでかくなっていった。


ガク

「まぁこんなもんだな。」


ジン

「この技は家の母さんがよく使ってる技だ‥‥」


ソラ

「家の母さんもよく使ってるぞ」


ガク

「そうか、ならお前らにもできるはずだ、頭で大きくなるリングを想像しながらやってみろ。」


ソラとジンは、頭で想像してからリングを手に取り


ソラ・ジン

「ラージ!」


と唱えた。


しかし何も起こらない。


ガク

「やっぱり一度目じゃ無‥‥」


ガクがその言葉を言い終わる前に、突然ジンのリングが大きくなりはじめた。


ジン

「うわぁ、す、凄い!」


ガク

「や、やるなぁ‥‥こいつは見込んだ以上だ。」


しかしソラは


ソラ

「ラージ!」


と言っても変化無し。


ガク

「こいつはまだ時間がかかりそうだな。」


ガクはソラを厳しい表情で見つめた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ