表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
lost angel  作者: ハッシー
22/22

最終話:未来

ソラの死‥‥‥‥そして未来‥‥‥‥感動のクライマックス!!!

━━10年後


ある墓地の前に、身長が高く、風格があり、当時の幼さを微塵も感じさせないジンの姿があった。


ジン「ソラ、ガク、おはよう。今日から俺さぁ、天光α(天神に次ぐ実力No.2)に就任するんだ。」


そう、その後ジンは努力し、やっとの思いでこの位に就くのだ。


ジンは就任式の前に天神に会うことにした。


ジンが天神の部屋をノックすると「どうぞ」という声が聞こえた。


ジンが中に入ると、そこにはヨボヨボなジイサンが一人。


天神「まぁ座りなさい。」


ジン「はい‥‥」


天神「ジン、天光α就任おめでとう。」


ジン「はい、ありがとうございます。」


天神「あんなに小さかったジンが、もうこんなに成長するとはのぉ‥‥」


ジン「天神様のご指導がよろしかったから。」


そう、ジンは天神からこの十年間指導を受けて、ここまで成長したのだ。


天神「ワシはやるべきことは全てやった。もうこの座を退こうかのぉ‥‥」


ジン「そんな、どうしてですか?」


天神「ワシはもう歳じゃ、ワシより強い天使だって何人もいる。ジンもその中の一人じゃ。」


ジン「天神様‥‥」


天神「それに、老後の生活とやらを早く体験したいしのぉ、フォッフォッフォッ!」


ジン「そうですね‥‥天神様ももう歳ですね‥‥」


すると座っていた天神がいきなり立ち上がり、ジンの方へ歩いていき、やがてジンの方に手を乗せた。


天神「ジン‥‥ワシの‥‥この天神という位を引き継いでもらえるか?」


それは突然の事だった。


ジン「この国のトップに立つということですか?」


天神「さよう。」


天界では、次の天神は今の天神が決める事になっているのだ。


ジン「‥‥しかし私はまだ天光αになったばかり‥‥」


天神「そんなことは関係ない。お主なら出来る。ワシが保証する。なんたってワシの教え子じゃ。」


ジンは少々迷ったが、頭を縦に振った。


天神「分かってくれたんじゃな。ありがとう‥‥」


その時ジンには天神の体が小さく見えた。


ジン「本当に長い間、お疲れ様です。」



━━1ヶ月後


ジンは天使が沢山いる場で天神就任会見を行った。


ジン「この度天神に就任したジンです。まだ20歳ということもあり不安要素は沢山ありますが、どうぞよろしくお願いします。」


その時天使達からの拍手がジンの耳に響いた。


そして、ジンはソラの事を思いだし、口元に笑みを浮かべた。


ジン「ソラ‥‥ありがとな‥‥」


すると、ジンのとなりにソラの幻影が見えた。


そのソラの顔は笑顔で満ち溢れていた。


ソラ「頑張れジン!」


ジンにはソラがそう言っているように聞こえた。


そしてジンは、また一歩大人の階段を登った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ