第二十話:Destiny
激闘も終わり、どうにか天界に帰ろうとする二人。果たして‥‥‥
━━天界
天光α「天神様、先ほど人間界から強力な天力反応をキャッチしました。」
天神「ん?それは妙じゃな。わしが見に行こう。」
天光α「そ、そんな!天神様がわざわざ‥‥」
天神「ちょいと散歩がてらじゃ。」
天神‥それは、この天界でトップのものが名乗れる称号。
天光α「‥‥分かりましたよ。くれぐれもお気をつけ下さい。」
天神「うぬ。」
━━人間界
ソラとジンは血を吐いてもはや動けない状況になっていた。
ソラ「くっ、ざまぁねぇな。」
ジン「lost angel‥‥これほどとは‥‥ガクは毎日天力で僕達を守ってくれたんだね‥‥」
ソラ「‥‥俺等ここで死ぬんだな‥‥」
ジン「‥‥あぁ。」
ソラ「くそぉ、もっと天界で遊んどきゃよかった。」
ジン「俺等が死んだらみんな悲しむのかな‥‥」
ソラ「さぁな‥‥」
この頃天神は、東京にいた。
天神「ふ〜む、ここも昔と変わらんなぁ。」
そして天神は二人を探すために地球上に天力を巡らせた。
天神「天力最大解放!ほぅ!‥‥‥‥‥‥む、エレベストに反応が二つ‥‥きっとこいつらじゃな。それにしてもこの二人‥‥‥天力反応が薄い‥‥死期が近いのぉ。急がねば!」
この時ソラとジンは、天神の天力をかすかに感じ取っていた。
ジン「この天力‥‥人間界に天使がいる‥‥きっとさっきの神秘の雫の力に気付いて助けに来てくれたんたよ‥‥。」
ソラもボロボロになりながらも
ソラ「そう‥‥か‥‥‥良かった‥‥‥」
と小さな声で答えた。
そして、天神は二人の元に現れた。
しかし‥‥
ジン「ソラ、ソラ〜!」
天神が見た光景は、最早瀕死状態のソラだった。