第十九話:選択
復活したベイブは良からぬ事を企んでいた!二人はどうするのか?
ジン「lost angelだって?くそっ、ベイブめ!」
ベイブ「ふん、お前らがワシを怒らせた罰じゃ!」
しかしベイブの身体は限界に近づいていた。
ベイブ「くっ、現世にいられるのももうわずかだな‥‥しかし悔いは無い、お前等天使を滅ぼすことが出来るからな!」
ジン「くそ!卑怯だぞ!他の天使は関係ないのに。」
ソラ「ベイブ、頼む、これ以上俺達を苦しめないでくれ!」
しかしベイブからの返答がこない。
ジン「ベイ‥‥ブ?」
ソラ「まさか、もうベイブは‥‥」
そうベイブは力尽きたのだ。
ジン「ちっ消えちまったか、まぁあれだけダメージ与えたからな。」
ソラ「だけどこの状況どうしよう。神秘の雫は一つしか願いが叶わない。天界のみんなは危ないし、ガクには生き返って欲しい‥‥」
ジン「‥‥でもこんなときガクがいたら、天界のみんなを助けていたと思う。だから‥‥天使達を‥‥」
ジンは涙をこらえきれず、泣きながらに言った。
ソラ「そうだね‥‥じゃぁ天界を救ったら‥‥ガクのお墓‥‥作ってあげよう‥‥」
ソラも涙は流しながら言った。
そして二人は神秘の雫を天に掲げ、願い事をした。
ソラ・ジン「天界を、元通りにして!」
すると神秘の雫が突然目映いばかりの光を放ち、それは天界へと放たれた。
ソラ「よし、これで安心だ!」
ジン「‥‥‥待てよ‥‥なんか大事な事忘れてるような‥‥」
ソラ「なんだっけ‥‥はっ!」
ジン「なんか思い出したか?」
ソラ「ヤバい‥‥ヤバいよ‥‥」
ジン「だから何が?」
ソラ「俺ら、神秘の雫無しじゃ‥‥天界に帰れないよ‥‥」
ジン「そういやそうだった!」
二人はあまりのショックにその場に腰を落とした。