第十五話:最後
山頂を目指す、三人は大変な事になる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ソラ
「それにしてもさっきのガク強かったねぇ」
ガク
「俺だってベイブを倒す為に鍛えてきたからな」
そしてそうこうしているうちに頂上に着いた。
ジン
「ここが、天界に最も近い場所‥‥」
ガク
「あぁそうだ、さぁて、神秘の雫はどこかな?」
ソラ
「ガク、あの光ってるのがそうじゃない?」
そこには光輝く神秘の雫があった。
ガク
「おぉ、あれだ!」
ガクは喜んで光の方へ走っていった。
それを手に入れれば全てが終わるからだ。
そしてガクは神秘の雫へ手を伸ばした。
しかし‥‥
グサっ!
バタっ‥‥
ジン
「ガク〜!」
それは一瞬の事だった。
ガクは棒のようなもので心臓の辺りを貫通して倒れた。
ソラ
「誰だぁ、こんなことするのは!」
ベイブ
「ワシじゃ。」
ソラとジンは、ベイブを見て、一瞬威圧感を感じた。
しかし怒りでそれはすぐに吹き飛んだ。
ソラ
「コノヤロ−」
ソラはベイブに向かってフェザー系の攻撃をするため羽を広げた。
しかし‥‥
ガク
「まてソラ、おまえらじゃ勝てない‥‥逃げるんだ。」
ジン
「でもガクが!」
ガク
「私はもう長くはない‥‥そうだ、これを渡しておく、これには私の天力が凝縮してある。だから五日間はlost angelにならないはずだ。」
ガクは血を吐きながら話した。
ソラ
「ガクもう話すな。」
ガク
「‥‥あぁ、あとは‥‥頼んだぞ‥‥天界の天使達を‥‥救ってやってくれ‥‥」
ガクの目から一筋の涙がこぼれ、やがて光がガクを包み始めた。
ジン
「そんな!ガク、死んじゃ嫌だよ!」
ジンはそう言ってガクに触ろうとする、しかしジンの手はガクの体をすり抜けた。
そして、ガクの体は光となって、風にのって天へと舞って行った。
ソラ・ジン
「許さない‥‥俺は神軍団を‥‥許さない」
ソラとジンがそう叫んだ瞬間、二人の額に謎の紋章が表れた。
そしてその紋章は光だした。
ベイブ
「その紋章‥‥まっ、まさか!」
ベイブは何かに気付いたのか、突然二人に攻撃を仕掛けた。
さっきガクに使った鉄の棒だ!
鉄の棒は二人めがけて勢いよく、そして二人に直撃した。
たちまち煙が上がる
ベイブ
「ハ、ハハハ、危なかったぜ。まさかこいつらがあのコウの息子だったとはな!」
しかし‥‥
煙が晴れると、そこには全身を紋章の光で包まれたソラとジンがいた。
ベイブ
「な‥‥何!」
ソラ・ジン
「今度はこっちから行くぜ!」
二人はベイブへ一直線に飛んでいった。