第十四話:エレベスト
ソラとジンは、ガクの過去を知りブルーになる.........
━━出発当日、そしてガクの余命残り一週間
ソラ達の間では沈黙が漂っていた。
しかしそれを破ったのは以外にもジンだった。
ジン
「よぅし、早く行こうぜ、一週間以内に神秘の雫で天界に帰ればガクは助かるんだろ?」
ソラもジンに励まされたせいか元気をだした。
ソラ
「そうだな、くよくよしてても仕方ないさ!」
こうして三人は空を飛び、エレベストに向かった。
まずは日本から抜け出すために日本海を横断だ。
ガク
「海には危険がいっぱいだから、気を付けろよ。」
ソラとジンはコクリと頷いた。
そして三人は日本を発った.....
海の途中には、手強い敵が沢山いた。
しかし、ソラとジンにかかればそのくらいはどうとも無かった。
そして敵をバッタバッタと倒していき‥‥‥‥‥
三人は気が付くと、エレベストのふもとまで来ていた。
その日はエレベストのふもとで野宿。
━━ガクの余命残り六日
ガク
「よし、もし事が上手く行けば、今日中に天界に帰れるぞ。」
ソラ
「やったぁ!」
しかしこの時事が上手くいきすぎていることに三人は全く気付かなかった。
山を登り七割くらいまで登り終えた。
始めに異変に気付いたのはガクだ
ガク
「おかしい‥‥ベイブの手下がいてもおかしくないのに‥‥なんだこの静けさは。」
ジン
「それは言えてる‥‥」
ソラ
「とりあえず登ってみようぜ」
しかし事件は直ぐに起きた。
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「かまいたち!」
そのかまいたちはジンの方にクリーンヒット。
ジンは倒れた。
ソラ
「ジン〜!‥‥くそ、てめぇよくも!」
ガク
「まてソラ、ジンは無事だ。」
ジンは笑い顔で立ち上がった。
ジン
「こいつがなかったらヤバかったぜ。」
そういうとジンは、リングで作った盾を指さした。
ガク
「こいつは神軍団三番隊長、プゥだ。」
ソラ
「第三番?てことは神軍団で三番目に強いってことか。」
ジン
「ぃや、ベイブが一番上にいるからきっと四番だ。」
ガク
「ジンの言う通りだ、よし、こいつは俺に倒させてくれ。」
そういうとガクは戦闘態勢に入り、天力を放出した。
ジン
「す、凄い‥‥」
ソラ
「なんてオーラだ‥‥今までこんな力を隠してたなんて‥‥ガク凄い!」
プゥ
「ガク?お前‥‥あのベイブ様の認めた天使、ガクなのか?」
ガク
「ふっ、行くぞプゥ、フェザーショット!」
羽から飛び出る無数のとがった針。
プゥもマントでそれを相殺。
しかしプゥも長くはもたなかった。
ガク
「ぃくぜ!俺が開発した五つの技の一つ目、ファースト、流れ星!」
リングを掲げたガクは、そのリングの中にフェザーショットを撃ち込み針を巨大化させた。
プゥ
「わあぁぁぁ〜〜」
プゥは切り刻まれ倒れた。
ソラとジンは、それがあっという間のことだったために、呆然としていた。
ガク
「出直してきな!」
ガクの圧勝だった。