第十三話:神
リンの正体は、ソラとジンの母親だった。そして二人は‥‥‥‥‥
ガク
「その二人の子供どうするんだ?」
リン
「どうするって育てるに決まってるでしょ!」
ガク
「一人で育てる気か?」
リン
「当たり前よ!まぁもしもの時はこのバッヂで助けを呼ぶゎ!」
そういうとリンはガクにバッヂを渡した。
リン
「このバッヂは私の天力が練り込まれてるの、私が何かあなたに助けを呼ぶときにはそのバッヂが鳴るから」
ガク
「分かった、だが無理はするなよ。」
リン
「えぇ。」
こうして二人はバラバラに行動した。しかし‥‥
バッヂ
「ピピピピピ」
バッヂがなった。
ガクはすぐにリンのもとへ向かった。
到着すると、そこには神と戦うリンの姿があった。
ガク
「リン!」
リン
「ガク‥来てくれたのね、お願いがあるの。その子達を連れて、天界へ帰って。どうやら神といえど天界には入れないらしいの。だから、人間界に来たときに通ったミラーホールを通って帰るのよ」
ガク
「リン!駄目だ!お前を見捨てちゃコウに面目がたたねぇ。」
リン
「ガク、コウはもうこの世にはいないの。だからその子達を守る権利は私にあるわ。だから‥‥私に構わず‥‥」
神
「ゴチャゴチャとぬかしている暇があるとは、余もなめられたものよのぉ。」
神はリンに攻撃を仕掛けた。
溝打ちだ!
リン
「がはっっ!」
ガク
「クッ、リン、いつか必ず助けるからな!」
ガクはリンの言う通りに子ども達を連れて逃げた。
最後に
ガク
「おぃ、神とやら、お前の名前はなんだ!」
神
「わしか?わしの名はベイブ」
ガク
「俺はガク、ベイブ、お前は必ず倒す!覚えてろよ!」
ガクはそういうと、急いで逃げて、やがてミラーホールに入り、やがて天界へ帰った。
そしてガクは二人の子供を従兄弟に預けた‥‥
━━━
ガク
「とまぁこんな感じだ。」
ソラ
「ということは‥‥」
ソラ・ジン
「僕達は双子?」
ガク
「そういうこった。」
ジン
「ということは今まで親だと思ってた親父やお袋はガクの従兄弟なのか‥‥」
ガク
「‥‥今まで黙っててすまない‥‥」
ソラ
「ぃや、本当の事を言ってくれてありがとう。」
ガク
「あぁ、それと前に言った敵であって敵でないやつとはそのベイブの事なんだ。」
ジン
「そうか‥‥ベイブは正義のために天使を倒そうとしているだけだからな。」
ガク
「あともうひとつ言うことが‥‥」
ソラ
「なんだい?」
ガク
「実は‥‥あと8日で天界に帰らないと俺は死んでしまう。」
ジン
「!!」
ガクはその事を全て話した‥‥
その後ソラとジンは黙りこくった。




