第十一話:出発
ソラとジンは天界へ帰れないという事実を知った、果たしてぇぇ!
ジン
「天界には帰れないってどういうことだよ!」
ガク
「ジン、天使の話しは最後まで聞け!昔の俺等じゃ天界に帰れないと言うことだ。」
ソラ
「なぁんだ、そういうことか‥‥ってどうやって天界に帰るんだよ?普通にミラーホール通って帰りゃいいじゃないのか!」
ガク
「通常ならな、しかし今は状況が変わってきてる‥‥俺等を付け狙う誰かがいるせいでミラーホールが使えない」
ソラ
「じゃぁどうやって天界へ帰るんだよ?」
ガク
「それはなぁ、君等が求めていたもの『神秘の雫』を使うのさ!」
ジン
「そうか!なんでも願いが叶う神秘の雫なら天界へも帰れるって訳か!」
ガク
「そうだ。そしてその神秘の雫がある場所というのは‥‥世界で一番高い場所‥‥エレベストだ!」
ソラ
「そこに神秘の雫があるんだね?」
ガク
「そうだ。しかしそこに行くには以前の君達のレベルじゃぁ無理だ」
ジン
「だからエレベストに行けるように特訓したんだね?」
ガク
「まぁそんなとこだ。」
ジン
「なるほどね‥‥ところでさっき言ってた俺等を付け狙う誰かって?」
ガクは一瞬動揺した。しかし直ぐに正気に戻り
ガク
「さぁな、ただ俺等の敵であって敵ではないやつだ」
ソラ
「敵であって敵ではない?どういうことだ?」
ガク
「‥‥さぁな。」
ジン
「まぁいいじゃん!じゃぁもう今からでもエレベストに行こうよ!」
ガク
「そうだな、じゃぁまずはエレベストまで飛んでくぞ!」
ソラ
「どんくらいでエレベストに着くの?」
ガク
「多分何も無ければ10時間で着くかな?」
ジン
「なぁんだ、今日中に着くじゃんか!」
ガク
「いや、多分途中に敵がいるから丸一日はかかることを覚悟した方がいいぞ。」
ソラ
「げっ!24時間も飛行するのかよ!」
ガク
「その点は大丈夫だ、お前らは修行したから体力は付いているはずだ」
ジン
「よし、それなら大丈夫だ!いざエレベストへ!」
ソラ
「オー!」