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〜中学編〜入学と友人

4月7日月曜

中学の入学式といっても、田舎の小学校三校が集まって出来るだけの二百人にも満たない人数だからそう壮観な景色になるはずもなく、校舎脇の桜の木々を眺めながら退屈な式は過ぎていった。1年1組29番。これが今日からの名簿になった。だからと言って何かあるわけでもなく窓際の席になって外を眺めやすいだけであった。今日は教科書を受け取って解散。携帯も持っていない自分はそそくさと帰る事にした。明日から本当の中学生活が始まる。……かも知れない。


朝礼から始まり、最初の授業が始まっていく。と言っても、オリエンテーションの意味合いも込め、名前と好きなことを1人1分言っていく地獄みたいな自己紹介とこれからの日程のガイダンスが入り、比較的穏やかに過ぎていった。


休み時間になり、トイレに行こうと席を立ったら後ろから声をかけられた。

「ねぇ。私のこと知ってる?」

いや知らねぇよ。誰よアンタ。恐ろしい。

振り向きざまそんなことを思いながら、

「ごめん知らない。誰?」と聞いてみた。昔会ったことあっただろうか?そうするとこう告げた。

「私のおじいちゃんが田蓋地区に居るから知ってかなって思って。知らない? あ、私は鹿乃山八衣このやま やえ。よろしくね!」

「俺は、冨楽莉恩ふらく りおん。よろしく。確かに田蓋地区には住んでるけど全員の顔知ってるわけないだろ。」

「そうね。ごめん。知ってくれてたら良いなって思って。これからよろしく。」

こうして、変なおんn…。愉快な友人が一人できた。そして、給食を食べ、眠くなりながら午後の授業を受け1日目が終了した。

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