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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

きらきら

作者: 玉白美琴
掲載日:2025/12/26

荒れ果てた大地の中で、たくさんの人が闘って亡くなった。


故郷に家族を残し、遠く離れた荒れ果てた大地で命を落とした。


私は森から来た魔女。


人の歴史に関わらないと決めてから、引きこもりになって数百年。


近くの荒れ果てた大地で戦争があったから足を運んだ。


戦争の結果はいつも残酷だ。


双方の国の国王や王族も戦死した。


2つの国は、主だった貴族も失ったので周辺の国に併合されるだろう。


魔女である私には関係ない話だけど、彷徨う魂を空に還さないといけない。


久しぶりに私は神霊魔法を使う。


神霊魔法は小人族に伝わる聖魔法の上位互換魔法。


小人族王家には、神霊魔法を大々受け継ぐ一族もいるらしい。


私は小人族に習って使えるようになった。


人間と違って小人族は無用な争いをしない。


小人族は人間なんかより強いからね。


争いをする必要なんかないのさ。


私の祈りに、小人の神霊達が答えてくれた。


彷徨う魂はきらきらと輝きながら、小人の神霊達に導かれて空へと還っていく。


きらきらと輝く星屑のような輝き。


きらきらと光る無数の魂。


小人の神霊達に優しく励まされ、ゆっくりと空へ還っていく。


神霊魔法小人の導き


きらきら光る魂。


空へと還る魂の儚さ。


私は空を見上げ、戦死者が願うなら来世は長く生きることが出来るようにと願った。


きらきらの魂は蛍のように光輝いて次々空に消えていく。


私は魔女になる前、聖女と呼ばれていた時代を思い出す。


そうそう、この2つの国に小人達が海を渡って来るらしい。


大々的に小人達が供養するらしいから、小人の巡礼地になるかもしれないね。


小人大司教、今も元気かね?


小人シスターも久しぶりに会いたいな。


私はきらきらを見つめながら、小人達を思い出していた。



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