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その凶兆

 虹色スライムが生まれる地はいつだってスライムの楽園である。

 たくさんの種類のスライムが交わり生まれる虹色スライムにおいて、その条件はどの時代においても外れることはない。


 さらに言えば、それは自然発生的な可能性も薄い。

 それぞれのスライムにはそれぞれの餌や環境が必要であり、それぞれの住処を異にするからだ。


 いずれの時代も虹色スライムが生まれる地には、それを生み出す楽園主がいた。


 楽園主はスライムが大好きで、それぞれのスライムの暮らしを整えるために人生を費やし、その結果としてスライムの楽園が保たれるのである。


 そして虹色スライムが生まれることで、楽園はさらに加速する。

 より広く、より素晴らしい環境が広がるように、虹色スライムと楽園主は世界に働きかけるのである。


 何かの楽園を広げることは、何かの楽園を削ることと同義だ。


 世界はいずれスライムで埋め尽くされるだろう。

 それに応じて他の魔物や人間は生活空間を失い、いずれその土地一帯がスライムだけの楽園に作り替えられるのだ。


 四大凶兆が一角、虹色スライム。

 この時代においてそれは、欠陥テイマー・ドロルの元に生まれ落ちたのだった。



 第一部 完

ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございます。

自分の書く商品にもなっていない作品をここまで読んでくださったこと、本当に感謝でいっぱいです。


大体本一冊分で区切りまで書くことができましたので、物語は一旦完結にしたいと思います。


また再開したときのために、ブクマに登録していただけると大変ありがたいです。

合わせて★のご評価をいただけると、著者にとって大変な喜びとなります。


改めまして、本当にありがとうございました。

この物語の再開時か、新作で再びお会いできることを心から楽しみにしております。

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