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俺のステータスがバグって低レベルでも余裕でカンスト!? 前世で得た裏攻略情報で全て計算通りに無双できちゃいます!  作者: 葵彗星
第二章

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第八十話 現れたモンスターの正体は?

話の切り方が中途半端になってすみません。

 俺はふとエイダを見た。


「ケツァルコアトル!? こんな場所まで移動してきたっていうの? パメラはまだ回復してないっていうのに」

「だ、大丈夫よ……戦えるわ……」


 パメラが無理に起き上がろうとする。しかしまだよろけている。


「無理をするな! 俺が外に出て様子を見てくる。エイダはここに残ってくれ」

「あぁ、ちょっと!?」


 ここは男を見せる時だ。俺は意を決して外へ飛び出した。


 外へ出ると、すぐに広大な遺跡らしい建物群が眼下に広がった。前世で何度も見た光景だから間違いない、確かに古代遺跡だ。俺が今いる建物は、他の建物よりもかなり高くなっている。


 そして今度は空を見上げた。どんよりとした曇り空だ。まるで今にも一雨来そうな気配だ。となると、さっきの音は落雷だったのか。


「落雷……まさか?」


 思い出した。ケツァルコアトルは巨雷鳥の異名も持つ。その名の通り、雷を操る巨鳥のモンスターだ。さっきの音が落雷なら、ケツァルコアトルは間違いなく近くにいる。


 ドォオオオオオオン!!


 再び轟音が聞こえた。だけど今度はやや離れた場所だ。俺はすぐさま轟音が響いた方角を向いた。


 すると俺が今いる建物からちょうど9時の方向に、巨大な翼を広げた鳥のようなモンスターが飛んでいるのが見えた。まさかと思い目を凝らしてみた。


「ケツァルコアトル!?」


 巨大な鳥も俺の姿を確認したのか、猛スピードでこちらへ接近してきた。そして俺のすぐ目の前まで飛んできたところで、急上昇し翼を広げてその大きな姿を俺に見せつけた。


 だが、思った以上に大きくなかった。まさかと思い、奴の頭部を再確認しようとしたその時、強烈な光が俺の目の前にさく裂した。






 ロバートが飛び出していくのを見守ったエイダは、パメラの隣に座っていた。


「大丈夫よ。ロバートなら一人でも平気……のはずよ」

「それならいいんだけど。それよりホルスは大丈夫かしら」

「ホルスは自分の身は自分で守れるわよ。というか、遅いわ。今の音でビビッてどこかへ逃げたんじゃ?」

「そんな……」


 パメラが落ち込んだ。さらに気分が悪くなったのか、項垂れる。エイダもしまったと思った。


「ご、ごめんなさい! 変なこと言ってしまって」

「エイダ。あなたって前からそうだけど、思ったことすぐ口にするタイプって言われない?」

「うぅ……その通りよ」


 思わず痛いところを突かれた。エイダにとっても昔から気にしていることだった。


 ドォオオオオオン!!


 やや気まずい空気が流れていたが、その空気を凄まじい轟音が振り払った。


「また!? 一体外で何が起きて? ロバートは何やってんの?」

「もう我慢できない。エイダ、急いで様子を見てきて!」

「気持ちはわかるけど、あなたを置いていけないわ」

「私のことは大丈夫だから。お願い、ロバートも相手がケツァルコアトルなら一人じゃ厳しいわ」


 パメラから催促され、エイダもためらう。


「……わかったわ。パメラは絶対ここにいてね!」

「ありがとう」

「気休めだけど、バフをかけておいてあげる。〈エンハンス〉!」


 パメラに強化魔法をかけ、エイダは走って外へ飛び出した。


「ロバート、一体どこにいるの!?」


 必死でロバートを探し回る。そして再び轟音が響いた。


「近い……この近くにいるはず。〈サーチ〉!」


 探索魔法の〈サーチ〉を唱え、エイダの持っていた杖の先端のオーブが輝き出す。彼女の目の前に円形の魔法陣が出現し、今いる自分の場所の周辺の地図を示した。


 自分の居場所が中心に白い点として表示されていた。そして直後、エイダが探していた赤い点が重なるように表示された。


「これって……まさか?」

「エイダ! 危なーい!!」


 ロバートの大声が聞こえた。エイダが思わず空を見上げると、剣を右手に持っていたロバートの姿を確認した。


 ゴォオオオオオン!!


 するとその直後、今度は自分の目の前に巨大な翼を広げたモンスターが落下したのを目にする。


「……へ? これって?」

「エイダ、大丈夫か?」


 呆然となったエイダの隣にロバートが着地した。






 突然エイダが外に出たから一瞬焦った。ちょうど奴を倒した直後だっただけに、あわや大惨事になるところだった。


 だけど運よくエイダの手前に落下してくれた。よかった。


「大丈夫か? 怪我はないか?」

「えぇ、大丈夫よ。それよりこいつは……あなたがやったの?」

「そうだよ。俺の剣の前じゃ、こんな奴朝飯前さ」

「はは。なんだ、心配して損しちゃった。完全に私達の出番なかったよね、でもあれ? こいつよく見たら……」


 エイダも気づいたようだ。


「頭に角が生えていない。それに体全体も茶色っぽい。もしかしてこいつは……」

「こいつは五つ星のサンダーガルーダさ。確かに同じ雷を操る鳥モンスターで、体も大きいからよくケツァルコアトルと間違われやすいんだけど、全然別のモンスターさ」

「なんてこと!? じゃあ、古代遺跡に出没するっていうのは、ただの見間違いだったの?」

「おかしいなとは思っていたけどね。アナコンダに続いてケツァルコアトルまで出現するなんて考えにくいから。それよりパメラはどうした?」

「わたしはここよ。一体何があったわけ?」


 パメラも外に出てきた。若干ふらついているみたいだが、さっきよりは具合はよさそうだ。


「パメラ、もう大丈夫なの?」

「さっきよりは回復したわ。〈酔い〉は時間経過で治るみたいね」

「それならよかった。あとはあいつだけね、どこ行ったのよ?」

「おーい、みんな! 待たせたな! って、こいつはなんだ!? やべぇもん見ちまったぞ!」

第八十話ご覧いただきありがとうございます。


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