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俺のステータスがバグって低レベルでも余裕でカンスト!? 前世で得た裏攻略情報で全て計算通りに無双できちゃいます!  作者: 葵彗星
第二章

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第六十話 新たな剣術スキルを試そう!

 さてさて、厄介なことになったな。


 俺の予想通り、やっぱり罠を仕掛けた連中がこぞってやってきた。狙いはアナコンダのコアだったのか。


 さっきから俺が抱いていた嫌な予感の正体はこれだったか。確かにノーラの言動は不自然だった。


 岩場で突然休憩しようとか言い出したのも、アナコンダのコアをアイテムボックスから取り出させたのも、俺達を眠らせこいつらに盗ませるための罠だったと考えれば納得がいく。


「ぐっ! てめぇ、なんで眠ってないんだ!?」

「嘘だろ!? マスクもつけてねぇのに」

「あぁ、そのマスクはもしかして〈破眠マスク〉かな? 確か睡眠を防ぐ効果があるんだよね。残念だけど、俺には必要ないんだな」


 男達はしばらく俺を見て動揺している。睡眠を防ぐ〈破眠マスク〉をつけないで、俺が起きたままでいるのがやっぱり信じられないようだ。


「……まぁいい。どうやって起きたのかは知らねぇが、俺達のことに気付いたのはやめたほうがよかったな」

「どういう意味だ、それは?」

「どういう意味もくそもねぇよ。おとなしく眠っていれば、俺達に殺されずに済んだのによ」

「なるほどね。だけど一つ大事なこと忘れてないか?」

「大事なこと?」

「このコアを見ただろ? 俺は七つ星のアナコンダを倒したんだ。勝てると思ってるのかい?」


 俺の言葉を聞いて、再び男達は固まった。


「うっ、それは……」

「はっ! そんなハッタリ通用するかよ。そもそもお前一人が倒したって思ってねぇ、まだ後ろにいるじゃねぇか。強力な味方が」

「そうそう。俺達は知ってるんだぜ、後ろで眠っている女二人はランクAの弓使いと魔道士だろ? その二人も味方にいたら楽勝だよな」


 なるほど。男達はあくまで三人で共同で倒したと踏んでいるな。あくまで俺一人だけが相手なら勝てる算段か。


「こっちは四人もいる。後ろの女二人はお寝んね中さ、お前一人で俺達に勝てるのかよ?」

「あぁ、勝てるさ。試してもいいぜ」


俺は〈昏睡の壺〉を地面に置いて、両手を広げて見せた。俺が無防備状態をさらけ出したことに、目の前の男達は戸惑っている。


「な!? てめぇ、正気か? この剣が見えねぇのか?」

「強がるなよ。降参するなら命だけは助けてやるからよ」

「別に強がってないよ。それに降参するつもりもない。今から証明してやるから、その剣で攻撃して見せろ。それとも怖いのか?」

「なにぃ!?」


 さて、奴らはどう動くかな。もしかして意外と人殺しをためらうタイプかもしれない。


「……おい、どうする?」

「どうするもこうするもねぇ、決まってらぁ。お前がそのつもりなら……」


 先頭の男はついに決心して、剣を両手で持って構えた。俺の予想は外れた。


「望み通りぶっ殺してやるよ! 俺達が人殺しを躊躇する人間だと思ったのかぁ!?」


 物騒な言葉とともに俺の頭めがけて、勢いよく振りかぶった。


 ガキィイイイイン!!


 激しい衝突音が鍾乳洞内に響いた。俺の頭に衝突した男の剣の刃先は、先端部分が簡単に折れ地面に落ちた。


「な……なに?」

「剣が……折れた?」


 男達は剣が簡単に折れたしまったことに動揺している。そして、俺が平然と立っていることにも気づいた。


「てめぇ、一体何をした?」

「結界魔法? いやスキルか。くそ、なめた真似をしやがって……」

「いやいや、魔法でもスキルでもないよ。俺の防御がぶっ飛んで高いだけさ」


 確かに普通は魔法かスキルで防いだと思うだろな。だけどそのどっちでもない。


「ふざけたこと言ってんじゃねぇ! 防御が高いだと?」

「そうさ。俺の防御が14000超えていてね。お前らの攻撃など毛ほども痛くないんだ」


 俺の言葉を聞いて、男達は固まった。


「……14000……だと?」

「そうさ。あと状態異常耐性も実は20万以上もあるんだ。そのおかげで、〈昏睡の壺〉の罠にも掛からないんだ。おわかり?」

「何言いだすかと思ったら、防御が14000で状態異常耐性が20万以上だと? どこの世界にそんなステータスの戦士がいるんだ?」

「お、おい! これ見ろ!」


 後ろの男が叫んだ。〈鑑定石〉を手に持って目を見開いている。俺の言ったことが真実だとこれでわかるだろう。


「なんだ? どうした?」

「そのガキの言っていること、嘘じゃねぇみたいだ。本当に防御が14000もある!」

「なにぃ!? そんな馬鹿なことあるか! ちょっと見せろ!」


 先頭の男も〈鑑定石〉を覗き込んだ。見る見るうちに表情が変わる。


「……嘘だろ、こんな」

「これでわかっただろ? 俺のステータスはぶっ飛んでいる。お前らに勝ち目なんかない」


 さぁ、今度はこっちの番だ。俺は〈コスモソード〉を鞘から抜いた。


「おとなしくこの場から立ち去るんだ。そうすれば命だけは助けてやるよ」


 一度言ってみたかった言葉だ。なんか俺が悪党みたいになっているが、ステータスを見られた以上、あいつらも俺の強さがわかったはずだ。普通に考えれば逃げるしかない。


 さて、奴らはどう動くかな。


「……ふざけんな! 俺は知ってるぞ、〈鑑定石〉を誤魔化すためにステータスの数値を改ざんする〈偽装〉スキルがあることを!」

「そ、そんなスキルがあんのか?」

「そうだ。兄貴が言ってたぜ。そのスキルを使ってんだ、間違いねぇ」


 やれやれ、何を言い出すかと思ったら。こいつらもカルロスと同じことを言い出すのか。これじゃいくら言っても無駄なようだな。


「おたくら、本当に俺が改ざんなんかしていると思ってるの?」

「あぁ、そうさ。そうやって俺達の戦意を喪失させるのが狙いだろ?」

「戦意を喪失か。わかった、そこまで言うなら見せてやるよ。俺の真の実力を」

「真の実力だと!?」


 これ以上時間をかけるのも面倒だ。一気にかたをつけよう。そうなると、効果的なのは剣術スキルだ。


 ちょうどアナコンダを倒したことで、スキルポイントも相当溜まっていた。となれば、〈剣術スキルの書〉でかなり強力な剣術スキルが会得できるはず。


 その中で、俺の目に留まったのは〈空圧剣〉だ。これは面白そうだ、よし使ってみよう。


「おい、さっきから何ゴソゴソやってる?」

「馬鹿にするのもいい加減にしろよ。お前ら、怖がるんじゃねぇ。今度は全員で一気に畳みかけるぞ!」


 男達は総攻撃の構えだ。全員一斉に俺の目の前まで迫ってきた。


「でやぁああああああ!!」


 シュバッ!!


 俺は男達の目の前で剣を真横に振った。


「な、なんだ?」

「今のは……攻撃?」

「剣術スキル〈空圧剣〉だ。ちょっと時間がかかってるな、発動するのに……」

「うわぁああああああああ!!」

第六十話ご覧いただきありがとうございます。


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