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04 味方増やし
「フレンダちゃん、遊びに来たよ!」
「ピネスちゃんひさしぶり!」
とにかく、時を戻した私は、前の人生と同じ行動をとる事にした。
だから、前と同じように親友であったピネスと仲良くなり、初めて出会った婚約者のドラインとも仲良く過ごす。
「初めまして。ドラインです。親同士が決めた婚約者なんだから、友達として気さくに呼び捨てにしてくれていいよ。これからもよろしくね」
けれど、異なる行動もとった。前の人生より味方を多く作る事にしたのだ。
過去の私は、この三人だけで十分だと思っていた。
事実、それだけで満ち足りていたからだ。
でも、それだと危険だ。
彼らが裏切った時、私に味方してくれる人間がいないから。
だから、社交界に出る回数を増やして、片っ端から利用できる人間を取り込んでいった。
「フレンダちゃんは友達作りの天才ね! うらやましいわ」
「ピネスが一番の友達よ。嫉妬しないでったら」
「フレンダは誰とでも仲良くできる人なんだね、すごいよ」
「ドライン様、ありがとうございます。お世辞でも嬉しいですわ」