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タイトル未定の異世界転生物語  作者: 阿部 凌治
1/1

ー異世界での生活は思ったより大変ー

コメディでいきますー

      第1章 『始まりの日常』 

      




        濃密で圧倒的な『悪』を感じるーーーー  


 否、正確に言うと『悪』というより前にいる人物から『邪悪』な気配が溢れ出している。


 恐らく大抵の人間なら、逃げ出してしまう程の殺気を帯びその鋭い眼光に睨まれると絶望感にも襲われそうだ。かつてここまで、強大な敵と対峙したことがあったのだろうか、この国は今まで平和だったし争いといっても「俺の推しはロリ一択www」「いーや、姉御肌一択だねwww」ぐらいですよ。それを収めるぐらいのことだが、魔王退治はおかしいってwww 頭おかしい、でもやるか。

  

  「おーいさっさと終わらせようぜ」

 

  「よかろう、ここで、貴様は死ぬ。それか私が死ぬかもしれないがな。」

       「ーーーーーーーーーwwwwww」

   「笑うなw 真剣勝負だぞw。」

   「すまんすまん、やるぜ!」

 鋼と鋼の熱くて、長い物語の始まりとして、戦いの火蓋が切って落とされた。



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



    第一章 『始まりの日常』 ー大冒険の始まりまでが大変すぎ編ー


 「本当に異世界転生しちまったのか、ーーッ!待ってたぜこのお約束展開!

待っていろたくさんの美少女と最強の友達になる予定のやつら、この俺の地球知識を使い無双しまくるぜ!!!」


 この叫んでおり、この世界にしては珍しい服装をした少年ー「山田 直人」は、地球に生を受け17年間生きていたが先程死亡して、転生したのである。

  「いやいや、もうちょい俺の自己紹介ちゃんとしようね!」

  「わかったわかったwww」

  「あ、分かってねぇだろうwwwこのやろー」

 時は数時間前までに遡るーー

 「はい、貴方は死にました。お疲れさまです。」

 と、前にいるおっさんから告げられた。いやいや、こういう時は普通美少女だろ!考えろよクソ作者!と言いたいけどーーいやいや待てまて今、死んだと言ったか!?

 「えと、俺死んだの?さっきまで食い物買いにドラッグストアへ行ってその帰りに急に魔法陣みたいなのが光って気付いたらここに…」

 「正確に言うと、貴方は召喚されたようです誰かは分かりませんから調べております、不思議なことに元の世界では貴方様の死体があり葬儀も行われました。」

 「なるほどってならねぇよ!俺何なの異世界召喚の出来損ないで転生とか洒落にならねぇ」

  確かに妙だ、召喚なら異世界行き直行のはず遺体は出来ない筈、転生なら死亡しないとできないーーどうやら俺は、厄介な奴に目をつけられたってことか。嫌だなもう死にたい。

 「貴方はどうします?このまま輪廻転生して、人間になるかそれとも

  別の世界に転生するかどっちにします?」

 いやいや人間にも戻れるのかい意味あるのかそれ? でも、これはいい機会だ。地球では出来ないたくさんの出会いや経験ができる異世界転生にしとくか。

  魔法も使ってみたかったし!

 「よし、おっさんその話乗ったわ!異世界転生するわ!」

 「了解です。貴方様は特別ですので魔王倒すとか、やべぇ奴らを倒すとかそういう使命はないので、生きれる程度の魔力だけ授けますでは行ってらっしゃいませ!」

 「まぁー、ほのぼの生きる程度が楽しいよなー」

         そしてーーーー現在に至るーーーー


 「よし、異世界でも地球でも困った時は誰かに聞くこれは鉄則!」

 たくさんの人に聞き込みした結果ー様々な種族があり、エルフにコボルト、ヒューマンや魔族などなど計16種類の構成、魔法や剣が主な武器であり、4 属性から成り立ち、『火』『水』『土』『風』だが200年前には『聖』『邪』もあったが今は『魔王』しか使えないそうだ。建造物も中世ヨーロッパ風、娯楽、ギルドもあり皆が楽しそうに生きている。おっと忘れてた、職業も多種多様にあるらしいので、俺もギルドに向かった訳だが一つ気になる噂を耳にした、それは16年前に魔王が復活し、退治に向かった者の記憶がなくなり無き人となる噂だとか。この主人公はクズな為、多分行かない(笑)

 『レビー王国 東部都市ーエストシティギルド支部ー』にて


 このギルドは、非常に内装の電球色が明るくて大きい印象を受ける地球の建物に例えるなら外部はヴェルサイユ宮殿内装は現代の貴族というところだろうかー。そして人がとても多い、俺の地元岐阜駅でもたくさんなのに倍以上はいるぜちなみに岐阜駅は岐阜県の駅の中でも大きい方であり市民にとって主要駅であり彼もそのうちの1人だった。

 「って思い出に浸る場合じゃねぇ、とにかくパーティー組んでクエスト受けて金稼がないと生きてけねぇ。さて、ギルドに入るか。」 

 受付のお姉さんやお兄さんなどざっと10人以上はいると思われる受付に入ったのだがー

 「なるほど山田様は今日ここにいらしたのですね。ではまず、貴方が何の職業に向いてるか調べましょう!ステータス測りますね。」

  

 そう言ってタブレット端末のような石版が出てきた、これで魔力・体力などのステータスが正確に分かりオススメの職業が出るという仕組みらしい。

 なるほど、それは丁寧な仕組みだな。そして俺のステータスはー


 「えーと、魔力だけ少し高く他のステータスも冒険者をやる程度には支障がないと。」

 「…はい、(自分自身が望んだことって分かってたことだけど、ショックだった)じゃ、冒険者になります。」

 「了解しました、ではこの端末を受け取って下さいこれでスキルアップレベルアップなどたくさんのことができます。使い方はその端末が教えてくれますよ!では、貴方の冒険に幸あれ!」

  へぇー思ったより、現代の地球にある道具いやスマホに瓜二つな印象を受ける


 「さて、登録したことだし仲間を集めないと。ここでやっていけないのはコミュ症とバレないこととウザすぎてもだめだから…」


 そんなことを考える彼の横を長い髪を靡かせいい匂いをした人物が通ったまさに異世界に相応しい女の子だ。

 初めて「彼女」の印象を受けるとしたら、長い艶かな茶髪整った顔立ち目も赤い瞳でさらにいい身体付きだ身長も年頃に相応しい何より横には何かの紋章を刻んだ剣を構えており圧倒的強さも感じる。  

 もし、この子を仲間に入れたらある程度まで強くなれるのではと。 

 そんなことを考えるうちに、話しかける前に彼女から話しかけられたーーー


 「あんた何さっきからあたしをじろじろ見つめているの?あんたキモいんですけど」

 「いやいや見てたのは確かだが、じろじろとは…」このタイプはラブコメなどでは推しの人も多いが彼はお姉さん的で母性ある人がタイプであり、ツンデレすなわち天の邪鬼は苦手なのである。

 「ていうかあんたさっきそこで冒険者登録してたなそんで『仲間』を集めてーって言ってたけど、もし、あたしの力が必要なら仲間にならないこともないけどな!」

  うん、確定で仲間になるなこのパターンよし誘うかーーうん?

 彼女がスマホによく似た端末自分自身も持っているがまさかそんな機能もあるとはーー

 「ワリー、手紙来たからまた今度なーーー」

 「はいーー?!おぉぉまたな」まさかこの世界で「手紙」という概念があるとはそれに名前聞きなかったのは結構ショックだぜおい」

  『手紙』という名前ではあるものの、『メール』とは呼ばれないこの世界のスマホシステム。それこそ、仕組みは同じなので何とも言えないがー

 「あら、ぶつかってしまったわねすみませんねいやいやごめんなさいというべきかしらあれれ?何と言うか忘れましたわ。」

  先程の美少女とはまた違う美しさを持った女性ーーーしかも先程の少女とは異なり黒髪ロング身長も先程の少女より少し小さい所謂好みのタイプだー。そして言葉遣いから良い身分の子供と言うことも推測できる。下手したら死刑ということになりかねない。こういう時はーーー

 「大丈夫ですよ、それより貴方の方にお怪我はーー?」

 「別にありませんが、貴方紳士的ですねとても素敵ですよ。お礼にとは言いませんが貴方の名前をーちなみに私の名前は「リアラ」と申しますわ。」

 「僕の名前は山田 直人ーー今日から冒険者になったものさよろしくリアラ様」

 「私も冒険者で仲間を探しているのよかったらパーティーに入りませんか?」

 「はい、喜んで!!!!!!」これはチャンスーナオトは美少女からの誘いしかもパーティーのメンバーとして一緒にクエストしたり生活出来たり出来ると考えたいわば、後の事を考えずやってしまうタイプの人間だった。

 しかし、彼は何かが気になるぱっと見、貴族だと思わせる言動、オーラが貴族それとも王族の雰囲気を感じたのだがー。

 彼は、それなりに直感が当たる方ではある。まぁ今回は

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