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自己紹介が短いですがなにか?

自己紹介って何言えばいいのか迷いますよね。迷った挙句名前や年齢しか言えなくて他の人が長々と自己紹介してるの聞いて凄いなぁってなってます。

「私の事?」

「そうだ。私達は貴様を召喚したが貴様が勇者という事以外何も知らん。これからここに住むのに何も知らんと不便だろう?」

 それもそうだ。人間の、しかも異世界から来た私の事なんて何も知らないはずだよね。

「えっと、私は林道志穂って言います。17歳です。特技は特に無いです」

「それで?」

「­は?」

「だから続きは?」

「いや、終わりですけど?」

 何ですかその驚いた顔は。習い事も部活もしてない特技もない私が長々と自己紹介出来るとでも?

「そ、そうか。・・・・・・」

 何で黙るの!?しかも何その、あれ?こいつ勇者だよね?何でこんな自己紹介短いの?みたいな顔は!?ええ、そうですよ勇者ですとも!あんた達が召喚した勇者です!­勇者が皆最初から長々と自己紹介出来る程言うことが多いと思うなよ!?


「・・・取り敢えず、志穂を部屋に案内してやれ」

「はっ」

 壁際にいた魔族が二人こちらに来た。見た目は人間だか二人共狼のような尻尾が生えている。もしかしたら二人は人狼なのだろうか?

「こちらです。」

 二人は私の前に立ち歩き始めた。ついて行けばいいのだろうか?

「何をしている。ついて行かんとはぐれるぞ」

 オルガノに言われて慌てて二人の後を追いかける。ていうかオルガノがいた事すっかり忘れてたよ。


 巨大な扉をくぐり廊下に出た。廊下も凄く広い。私の部屋より広いなぁ。それから暫く歩き続け階段を登ったり降りたりすると二人が立ち止まり振り向いた。

「こちらが志穂さんの部屋です」

 そこには最初の部屋の様な巨大な扉が・・・と、いうことは無く普通の大きさの扉があった。

「入ってもいいですか?」

「どうぞ」


 扉を開けて中に入ると一番に目に入ったのはピンク色だ。部屋の家具はロココ調で色は白とピンクで統一されていた。

「かわいい」

 思わず呟いてしまう程にかわいい。どうしよう。凄く私好みだ。

「気に入られたのなら良かったです」

 後ろから声をかけられ、驚いて振り返ると女の人がいた。長い赤髪を後ろで団子にしメイド服を着ていた。彼女の頬にもヴォルティスと同じ様に薄らと鱗があった。ただヴォルティスと違い、尻尾が生えていた。

「この部屋は魔王様が勇者が女性であった場合に備えて用意された部屋です」

「­そうなんですか。」

 ヴォルティスグッジョブ!いいことした!

「では、こちらの服に着替えてください」

「へっ?」


 あっという間に着替えさせられた。ワインレッドのブラウスに黒いベスト、その上から黒いコートをはおり、黒い短パンと黒いニーハイと黒いブーツ、そしてレイピアを吊る為の剣帯。・・・なんか殆ど黒いね?

「よくお似合いですよ。暫くは部屋を出る時はその服を来てください」

「え?何でですか?」

「この城には多くの魔族が居ります。その殆どが志穂様のお顔を知りません。ですので、その服を着ずに出歩くと無用なトラブルに巻き込まれる可能性があります」

「トラブル?」

「魔族の全てが人間に友好的と言う訳ではありません。志穂様は勇者であり、魔王様より手を出さぬように命令と理由を説明されておりますので問題はございません。今志穂様が来ていらっしゃる服は特殊な物でして、魔族ならすぐに勇者と気づく様になっております。ですので、城内の者が志穂様のお顔を覚えるまではその服の着用をお願い致します」

「はい。わかりました」

 この服にそんな機能があるんだ。ていうかトラブルが何かについてはスルーされたね?まあ、多分蘭陽帝国のせいで人間に悪感情を持ってる魔族もいるって事だろうなぁ。


「では、今から身体能力テストを行うので着いてきてください」

「身体能力テスト?何でするの?」

「志穂様は勇者となられた際、身体能力が以前よりも上がっていると思われます。ですので、以前と同じ様に動くとそれ以上の力が働き怪我をする可能性が高いのです。そうならないよう、あらかじめどの程度身体能力が上がっているかを知ってもらう為に行います」

 ­そっか、私勇者になったんだもんね。勇者になったら身体能力絶対上がってるよね。私の身体能力は学年のド真ん中だったけど、流石に勇者はそんなはずないもんね。

「では、参りましょう」

 そう言って部屋を出た彼女の後に続いて歩き出した。

志穂の服装考えてたら凄く絵にしたくなりました・・・まあ、そんな画力は無いんですけどね(¯―¯٥)でも、いつか見せても大丈夫な絵が描けたら挿絵として一緒に投稿したいです!

誰か私に画力をください!!ヾ(´囗`)ノ

誤字、脱字、これおかしくない?、などありましたら是非教えて下さい!

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