第4話
ちょこっと修正しました。
試合開始の合図がなる。『試合開始!』
結城は合図がなった瞬間、距離を詰め、梨華に向かって蹴りを入れた。結城の蹴りが梨華にあたった瞬間、梨華は会場の端まで吹き飛ばされた。会場は騒然となる。Aランクの梨華が吹き飛ばされたのだ。結城が本当に目覚めし鬼のリーダーである黒鬼だなんて梨華ははったりだと思ってしまったのが負けた要因の1つだろう。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
(あちゃー、やりすぎだなこれ。死んでねえよな?)
「リーダー!やり過ぎだよー。手加減って物を知らないの?」
「すまんすまん。これは予想外だったな。もうちょっと張り合いがあると思ったんだが.......。」
<ゴロゴロ、バタンッ>
壁に張り付いていた梨華が壁が崩れたことによって地面に倒れた。
~ 梨華side ~
何で此処に結城が居るのか聞きたいところだけどそれは決闘に勝ってから聞きましょう。
まず、作戦はこう。試合開始直後に身体にスピードエンチャントをかけて一気に距離を詰めて顔面に[ 火球 ]を直で当てて瞬殺ね。よし、これでオーケー。
< 試合開始!! >
よし!スピーdって早い!もうここまでつめてくるなんて!避けきれない!
< ズッドーン! >
クハッ!痛い!体が動かない。負けるのか私。死ぬのかな?こんなとこで死にたくないよ。
「医療班!速く治療を!急いで!」
先輩の声だ。でも治療はできないと思う。内蔵は破裂してるし背骨もおれてる助かったとしても一生動けない。
あぁ、まだやりたいこと、あったのになぁ。
< 結城side >
「医療班!速く治療を!急いで!」
こいつらの治療魔法じゃ助からねぇな。仕方ない。貸し1だ。
「おい、そこどけ。邪魔だ」
「結城!?ダメよ!もう決闘は終わりよ。これ以上傷つけるつもりなら私が許さない!」
「傷つけようがどうしようが俺の勝手だ。取り敢えずそこどけ。治療、できねぇじゃねぇか」
「え、治療?あぁ、なおるの?かなりの怪我よ?貴方でも直せるかどうか。王級治療魔法でも治せないのに」
「王級でだめなら聖級を使えば良い。それでもだめなら神級を使う。まぁ神級の魔法使ったら俺が暫く動けなくなるけどな。貸し1だ。そんなわけでそこ、どけ」
俺がそういうと素直に退いた。
「しゃあ、とりま聖級から試すか。< 命の鼓動よ。躍れ、汝に命の息吹を [超治療] > 」
外の傷は治ったが内側の傷は治ってないか仕方ねぇ、神級だ。
「 慈愛に満ちたる天の光よ、それは天使の息吹なり、汝を癒す光なり< 天光治癒 >」
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、そろそろ来るな。あと30秒ってとこか。第一封印解放をやらずに聖級魔法を使ってその後に神級魔法は辛いか。そろそろ目を覚ませよ、梨華!。
いつになったら感想や評価してくれるんだろぉなぁ~(チラッ