第2話
今回はセリフが多いです。というかセリフ以外の文は一つしかないです。
「夏海先輩、今結城って聞こえたんですけど聞き間違いですよね?だって結城は病院にいるはずじゃないですか?」
「あちゃぁ、梨華ちゃん。結城はここにいるわよ?今日、転入するから」
「え!!冗談言わないでくださいよー。結城は下半身不随で動けないじゃないですか。」
「いいえ、こいつが結城よ。」
そういって俺に指差してきた。
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「え、俺?あぁ如何にも俺が岸本結城だが?それがどうかしたのか?」
「覚えてるでしょう、松本梨華ちゃんじゃない!覚えてる?」
「あいつ、まだ魔導を続けているのか?」
「ええ、この学園の序列二位よ。そこそこの腕ね。でもまだわたしまで届かないわ」
「そっか、まぁいい。それにしても序列二位ってことは、超弱いんだろうな。お前に届かないってことはな」
「ちょっといい?何でここに結城がいるの?病院にいるんじゃなかったの?しかも聞いてれば序列二位の私を舐めてるじゃない。決闘しなさい!結城!」
「あぁん?なんだお前。てか誰だ。もしかしてお前、松本梨華か?」
「ええそうよ、何か文句でもあるのかしら?それより決闘よ」
「決闘?めんどくせーから嫌だね。第1何でお前と決闘しなければならない?」
「侮辱されて黙っていろとあなたはそういうのね?大体小学校で私はあなたより成績がよかったじゃない。私よりしたの癖にいきがらないで頂戴。ならこういうのはどう?勝った者が負けた者に何でも言うことを聞かせられる。これでどう?やる気になった?」
「気が変わった。お前をボコってやるよ。会場は第1アリーナだ。試合開始は30分後だ。それと今誓いをたてる、こっちにこい。よし、『我らは誓いをたてる勝者が敗者に三回の絶対の命令を聞かせる誓いを。これを今ここに誓いをたてん』よし、これでいい。この黒鬼を怒らせたことを思い知らせてやる」
「あーあ、リーダーを怒らせちゃったよ。これはもうあの子は終わりだね。誓いまでたてちゃったし命令は死ねとかじゃないかな?」
「そんなところだろうね。リーダー怒らせた奴は全員再起不能になってるんだよね。あの子もったいないなぁ。いい魔力なのに」
「リーダー、殺さないでね?ちゃんと手加減するんだよ?」
「あぁ、多分な」
「多分なってなによ。まぁいいか」