幕間3
「その気持ちだけで嬉しいです」
ええ、わかっています。
だから、ここからは私の自分勝手と誓いのため。
誓ったでしょう?
今度こそ私は私を救いますと。
たとえ、私がかつて願った形と違ったとしても、私の誓いの目標が高すぎてそこだけを否定されたとしても、貴方達も言ったではないですか。
理由を説明してくれと。
ですから、私も理由もなく誓いを変えるわけにはいかないのです。
だって、私はその誓いがあったから、ここまで来れた。
ここまで来れた想いを否定するわけにはいかないのです。
だから、想いを持つのは自分勝手、けれどできるだけ迷惑はかけません。
誰も恨みも憎みもしません。
けれど、それができるのも私が私の想いを否定しないから。
だから、私に想いを持たせてください。
それが私の唯一の救いのためなのです。
私の完成した誓いを果たさせてください。
それとも、誓いをまた書き続ける機会をくれますか?
でも、それは私がライトノベルで認められた時に続きを書いて欲しいと頼まれた時ですよ?
つまり、私の誓いがあとは想い人だけとなった時。
そんなことありますかね?
あるなら、それが私の誓いの始まりの説明になりますかね。
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「こうして、パーソナライズは元に戻すことに成功したのかな?」
「そうですね。
これから、まだ何か異能による変化があったら、お伝えしましょう。
春美さん、お疲れ様でした。」
「ハハハ、疲れた〜」
「まあまあ、変化があったら、また駆けつけるので、教えてください。
他の事件に出向いても駆けつけますよ」




