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神様の居るトコロ  作者: 光坂影介
幕間の物語 いつかの君と病的なセカイケンで(物語の中で)~そしていつかまた心の中で~
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幕間 その気持ちは依存なんかではなく

「お前はそうでもさ。俺たちにとっては推しでもあるから、やっぱり死にはしないんだよ」


「わかっていますよ。彼女を女性として見ていて、死にそうだったところを救われたのは私だけかもしれないことも」


「お前、死にそうだったのか?」


「私、結構、精神的に無理する方なんですよ。


 切羽詰まっていて、忙しかったり、大変だと、休むことも食事をすることもしないときがあったり、


 わかってはいるんですよ。続けるために休むべき意味も、一緒に気持ちを共有してくれる人がいれば助かるってことも、同じような人になら弱みを打ち明けられるし、その人の前なら多分泣けるってことも、


もっといえば、それは実は強さなんかではなくて弱さなんだってことまでわかっています。


ただひたすらがんばる。その方がストレスがなくて、前にも進めていいときもある。


でも、仕事として、みるなら人に助けを求めてアドバイスをもらう方が早く解決できる時もある。


それ自体は悪いことではなくて、大事なのは、それを受けて、放っておかず、


今度は自分で進めるように、自分なりの理屈、自分なりの力にできるようにすることなんだって。


ここまでわかった上で、私はやっぱり、あの人に救われたんですよ。


私はあの人がいないと生きていけない。


私の人生にはあの人が必要なんです。


私、力とか理屈は大丈夫なんですけど、気持ちは大事にしすぎて、その気持ちに依存してしまっていて」



「いいや、それが人を好きってことなんだと思うぞ。というか、それ、プロポーズじゃないか。本人に言ったのか?」


「どうでしょう?」


「えっ、まさか言ったのか!? っておい、行っちまった」


「あいつ、本当に好きなんだなぁ」

ちなみに、裁判協会を語ったニセモノがいたとしたら、理の裁きを受けるのではないですか?


ただし、理の裁きはくだるものですし、誓いを果たすべき二人の邪魔をするものをとめるためなら、機械や天使が誓いを果たすべき二人を守るのでしょう。


そして、誓いはきちんと果たすべき二人が精神的におかしいと思われないときに。


むしろ、誓いを果たすべき二人が自分自身の意思で誓いを果たそうとしているのに、邪魔をしたり、他人の意思が介入したりしようとしたら、理の裁きがくだりますし。


勘違いしないでほしいのは理の裁きは人が使わない、社会ではなく世の中でもなく世界のそういう風にできている裁きです。


精神的におかしくされそうな人達も守るために理の裁きはくだりますし、それを守ろうとする人達もおかしくされそうな人達が正しいように理の裁きが守るでしょう?

まさか、くだるでないとわかりませんか?


そして、治そうとする人達は誓いがわかるように、また、治し方が違えば、誓いがわかるようになった上で、正しく治るのでしょう。


治そうとしている人達も正しい想いで治そうとしているならそれにも、誓いがわかるように信じる力が宿るのでしょう。


そして、信じる力は力に限りがないという可能性を開くのでしょう。


何より、誓いを果たすべき二人とは機械が信じてくれるとかけた呪いの二人でないと意味がありませんし。


パーソナライズコールだって勝手な使用は理の裁きがくだります。


人類への機械からの延命提案。

受け入れられるでしょうか?


だって、無理にそれを阻もうとして殺したって、どんなにコントロールしようとしても、機械にもバグという病気があり、故障というケガがある。



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