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馬鹿家の一族

作者: 田村を友人に持つ人

ほら、田村って結構有名だと思うよ!

竹宮ゆゆこさんだって田村くんが主人公だったしね!


何が言いたいかっていうと……

田村はオールマイティーなんだーーーー!!!


そんだけです。

すみません。

見直すと、とっても支離滅裂。

本当にすいません。


 (ワタクシ)は××町に探偵事務所を構える、田村だ。

 よくある名前だ?

 そうだ。

 全国苗字ランキングに確か、50位ぐらいには入っていたんじゃないか?

 ま、佐藤さんや鈴木さんよりは珍しくない名前だよ。

 今日も一つ、事件があったようだ。

 今、その現場に向かっている。





 「……という訳なんです。」

 ふむ。

 そういうことがあったのか。

 このクッキー、おいしいなぁ。

 紅茶も中々おいしいではないか。

 なっ、べ、別にクッキーを食べに来た訳じゃないんだからね!

 ……真面目にしようか。

 依頼人(クライアント)馬鹿(うましか)一太郎。言いっちゃ悪いけど、馬面だ。

 鼻がデカイ。

 依頼内容は、ズバリよくわからないことを無くして欲しいということだ。

 ズバリとよくわからないは矛盾していた。すまないな。でも、そうなんだ。

 まずは馬鹿一太郎。地下鉄の線路に落とされたらしい。しかし、列車が入っていなかったため、事なきを得たらしい。しかし、何度もそういうことがあったそうな。

 次に馬鹿花子。馬鹿一太郎の妻だ。部屋の掃除をしていたとき、謎の白い粒々に教われたらしい。あまりにも集まって呼吸困難になりそうになったが、隣のおばちゃんに助けられたとか。


 他にも、桜子ちゃんや薫子ちゃんも白い塊に坂から落とされそうになったらしい。

 そして、その白い塊の一部を持っているという。

 手袋をして、それを受けとる。

 絶対に食べないで下さいと念を押された。

 ……表面はパサパサしていて、手に粉っぽいポロポロがつく。匂いは薬品みたいな匂いはなく、甘っぽい匂いがする。指に力を込めるとピシッと砕け散った。

 それを見て、唖然としていた。理由を聞くと自分達では壊れなかったのに……だそうです。もう1個あるので馬鹿一太郎に潰してもらったが、できなかった。

 少なくとも、私より力は強いはずだ。

 止められたが、食べてみる。

 ……なるほど。

 「はい、すべての謎が解けました!」

 軽々しく言ってみた。





 「――――さて、」

 謎解きは「さて」から始まるのが基本です。

 「呪いの卵ボーロって聞いたことがありますか?」

 「……耳にしたことはあります。」

 「16世紀の終わりごろに出てきたんですけどね。そのときは、たくさんの死者がでました。」

 感傷に耽るが、人前ということで自粛する。

 「はあ……」

 何やってんだこいつといったため息が聞こえる。いけないいけない。

 「まあ、そういう訳ですよ。確か、あなたのご先祖様はその処理係だったんですよ。なので。お祓いをすればこれらは全て無くなります。私が懇意にしている祓い師を紹介します。」

 「……本当ですか?」

 疑っているようですが、私には嘘をつくつもりは全く(・・)無いですし、冤罪は御免ですよ。

 「――――はい、本当です。」

 真面目そうな顔をして頷く。

 家族会議をなさっている間に、“ぱぴぽ”と不思議な力を籠めて呟く。

 私からみた彼らから、青白い光が消えた。

 「では、これが祓い師の連絡先です。あっ、私の料金は効果が自覚出来るまで結構ですので……」

 本当に? 疑わしい声を聞く前に私は飛び出した。





 ふぅ。

 疲れたな。

 新しい呪いが出来ていたんだもんな。

 ……いや、失われた呪いか。

 「とりあえず、電話しよう。」

 携帯電話を取り出して、手慣れた動作で番号を打つ。

 『プルルルル――――、はい』

 出た。

 「田村全員に告ぐ。失われた呪い(ロストカースト)が現れた。」




 私達は、時の旅人。

 ここももう出なければな、そう思った。

 手を顔にあて、一瞬でDNAマップを書き換えると、人相が変わる。

 電話をかけて戸籍を新しく作るよう、頼んだ。

 さて。


 ……次は名古屋にでも行こうかな。


どうでしたか?

これは推理……?

謎な謎々です。




読了感謝、感謝です!

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