表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あなたのしぐさ

作者: つむぐいと

午前0時に投稿 真夜中に始まる恋物語

昭和懐かしき時代の恋話


上の唇を左手の中指でそっと

撫でるのがあなたの癖ですね


ずっと前にやめた煙草を吸う

仕草に似ている


煙草なんて時代遅れだなんて

辞めたけど


本当は私のためにやめてくれた

ことは知ってます


わたしのからだを思ってやめてくれた

ことを知っていますから




長くはないからと言われ三月(みつき)

過ぎて、もうそろそろかな



また、指先で唇をなでるからわたし

あなたの手をそっとにぎる


その手は少し震えている


悲しさごまかす仕草だったこと 

初めて知りました



わたしがいなくなったら、また

煙草をはじめて下さい




あの頃好きだった煙草の煙は

ゆっくりのぼり消えていく


わたしの灯火ものぼり消えていく




わたしは幸せ薄かったけど

まだあなたはマシなのよ


そういうとあなたは怒った


街が夕暮れにつつまれてくると

足早に人々は家路に向かい


幸せをさがし求めたどり着く



人はみな淋しさを持っているから

俺もおなじだなんて


いつも埋めようとしてもがいてる



ダメダメそんな事いつまでも

やっていてもおなじ事


わかっていても、もがいてしまう



見苦しくはしたくないから



また、指先で唇をなでるからわたし

あなたの手をそっとにぎる


その手は少し震えている


淋しさごまかす仕草だったこと 

初めて知りました



その手は震え、涙溢れていました


わたしが包んであげるから


震えなくていいからね




ごめんねあなたを残して旅立つ


わたしを許してください



だから、また煙草を始めて下さい


けむりのようにいつかわたしの

灯火も消えて忘れるから



そこにはずっと残り香がただよってる


ずっとあなたの近くを…ずっと




つむぐいと

では詩をメインに投稿してます


★もし気に入っていただけたり、次作が気になる!

と思って頂けましたら

ブクマや下の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎で評価していただけるととても励みになります……!

感想もお待ちしております

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ